| 2012年08月29日(水) |
保健福祉委員会行政視察第一日目@広島 |
本日から3日間、保健福祉委員会の行政視察に参加する。大田区議会では年一回、常任委員会は2泊3日で一人10万円、特別委員会は1泊2日で4万円の予算で行政視察に出掛けることが通例となっている。
過去には夏は北海道、冬は九州、沖縄というケース見られ、網走市などは「いかなる視察項目」で出かけても、監獄博物館(旧網走刑務所)を見学して終わる、という意味不明なものもあった。
流石に最近は、そのような「無理やり」は少なくはなったが、はたして実施する必要があるのか、いまだに疑問をもっている。
さて、視察のスタートの「楽しみ」は、集合時間に何人ちゃんと来るか、という「議員の社会性試験」である。この集合には、過去様々なドラマ(?)があり、長らく旅行業者の経営者として添乗業務をしていた私ですら、遭遇したことのない珍事もある。
本日の期待度ナンバーワンは、民主党の誇る女性区議、森愛氏である。彼女には「定時」という認識がないのか、過去ご一緒した視察で、集合時間に「いた」ことはほとんどない。
今日の集合は午前8時50分、羽田空港2番時計台前である。担当の区職員は7時頃に彼女の携帯に電話を入れたが出なかった、と心配そうである。午前8時34分、私が彼女に電話を入れると、出た!なんとなく電車のような音がする。「いまどこ?」の質問には答えず電話は切れた。
すると、区職員の携帯に彼女から着信。8時47分京急蒲田発の電車で向かう、とのこと。当然、集合時間には間に合わず、区職員1名を集合場所に残し、我々は搭乗ゲートに向かった。
なぜ、ここまで詳細に書くのか。彼女の支持者からは「いじめ」だとも言われた。しかし、だ。35歳にもなる議員が「約束時間を平気で破る」ようでは、議員以前に社会人として失格である。彼女がいつか、必ず「定時5分前」に到着できるよう願っての愛の鞭だとご理解いただきたい。頑張れ!愛ちゃん。
本日の日程は、以下のとおり。
羽田(09:35)−−−広島(10:55)JAL1605 空港(11:35)−−−バスセンター(12:01) 昼食(各自) バスセンター(13:30)−−−市役所(14:00)
広島市役所内で「介護マーク」と「男性介護者のつどい」について説明
市役所(15:00)−−−ホテル(15:15)視察終了

民間感覚としてはどうだろうか?広島に行きながら、原爆関係の視察はない。止む無く、徒歩で原爆ドームや平和公園に向かった。
平和公園にある鎮魂の碑の言葉、とり方によっては不愉快だ。まるで、我が国の自虐的歴史観を象徴しているようではないか。

「やすらかに眠ってください。過ちは繰り返しませんから」
原爆という「過ち」を犯したのは誰だ!まあ、戦争という「過ち(?)」という意味なのだろうが…
出陣学徒の慰霊碑にも手を合わせた。碑の裏面には次のような悼歌が刻まれている。

禍つ日の ほのお 果てては いけにえの 人となりもて うち目守(まも)る 明日の世界を うち目守る 明日の世界を ああ学徒 動員学徒
決して戦争を美化するつもりはないが、青春の学びの場を捨て「きっと日本は良くなる」「明日の世界のために」と、身を呈した学徒や、多くの戦没者の存在を忘れてはいけない。
彼らの志の上に、いまの日本があるのだから。
日本が嫌いな日教組の教員や左翼の連中には、永遠に理解できないだろうが…
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