いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2009年10月19日(月) おやおや!またですか!自民党大田区議また分裂

 議会というのは、国政から地方議会まで概ね「サル山のボス争い」が多発するところらしい。わが大田区でも、政権を取った民主党が都議選の公認をめぐり、ボス都議ザルを中心に割れた結果の「まさかの惨敗」は記憶に新しい。

 自民党区議はといえば「オッパイモミ事件」で辞任した衆議院議員の補欠選挙で、自民党公認の平将明氏を支援せず、補欠選挙の原因を作った前自民党衆議院議員(無所属)を応援した議員と、それ以外の議員の対立が長い。

 その結果、現在いや正確には先週までの自民党の会派は次のようなものだった。

自由民主党大田区議団(区長、役所には是々非々、時として批判的):
議長含め8名、
大田区議会自民党(親区長派):9名、
自由民主党大田区議会:1名

 ところが、先週16日、また会派が出来た、との連絡が机上に配布されていた。それによると、新たな会派は以下のとおりである。

自由民主党政友会:議員数6名(自民区議団から4名、大田自民から2名)

 結果として、自民大田区議団4名、大田自民7名、政友会6名、自民大田1名、という自民党4会派が出来、区議会交渉会派最小の会派から議長が、一人会派から監査委員が出る、という異常な状態となった。

 この動きに先立ち、大田区の二人の部長さんが、大田自民の「結束を誓う」会合に雁首を揃えて参加したり、また、この会派離脱を熟慮中だった1年生議員に松原忠義区長自ら電話で翻意を促す等、地方自治の「二元代表制」を覆すような、大田区執行部や区長の行動には、今更ながらあきれかえってしまう。

 また、この親区長派の自民会派から出されたとされる「会派統一問題」と題し「部外秘」とされている文章がマコトしやかに議会内外に流れている。
そこには、自民会派を統一するための11の問題が記載されているのだが、なんとその4番目には「ある議員との関係には注意を払え(原文ママ)」と、名前すらないが、いぬぶしとの関係を注意しないと、会派統一の支障になる、と書かれているのだ。そいつはどうも、ありがとう!

 その内容の稚拙さ、独善さもさることながら「文章力と論理的感性の欠落した」記述法(語尾すら統一されていない)から見て、まさか有能なる自由民主党区議の書いたものではない事は明らかで、何者かの仕業であろう。

 いずにせよ、今、下野した自由民主党区議のすべきは「大田区」という小さなサル山のボス争いではなく、なんとしても真正保守政党として再構築し、一致団結政権を民主党から奪取することだろう。でないと、区議会議員選挙でも惨敗してしまうだろう。

 まあ、せいぜい、もう一枚議会控え室に「壁」を税金で作らないよう、がんばっておくれ!(前回の自民分離の際は、税金で250万円かけて壁を作った)


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