| 2009年03月09日(月) |
あちゃ!!非常電源の点検で停電!システムダウン@大田区 |
世の中は本当になにが起こるかわからないから実は面白い。権力を我が物にしていたと思っていたら、親分が替わって「閑職」なんというのはザラにある話だろう。(大田区では、それがすさまじいが‥)
今日の午後起きた事件は、これまたビックリである。システムのセ−フテイ−ネットの点検中に本体がダウンして、セ−フテ−ネットも使えない、という事態である。
問題発生は、大田区北行政センタ−での「非常用電源点検」作業中におこった。なぜか、この点検作業中に、東京電力からこの建物に電気を受け取る大元の配電盤がダウンし、建物全体が停電してしまったのだ。
北センタ−だけであれば被害も少なかったのだが、この建物には、大田区の多種多様な情報システムを統括する「情報システム課」入居しているから始末が悪い。
停電の影響で、庁内LANのサ−バ−もダウンして、住基ネットなどとの接続が出来ず、閉庁まで混乱が続いた。そもそも、情報システム課の電源は、5階に別途用意されており、昨年、約9000万円もかけて更新されたはずなのだが、大元が落ちる、などという想定外の事態には対応出来なかったようである。
この情報システム課の電源更新工事では、「談合破り」が業界内で指摘されていた。現場担当の区職員と綿密な打ち合わせと仕様調整をした区内有力業者が落札へ積極的に動いていた。が、なぜか通常の入札では設定される「最低落札価格(これ以下だと失格となる)」は設定されなかった。
とすると、通常は予定価格の●●%引きかつ最低価格以上で札を入れる、という戦術が使えなくなる。結果、区内唯一の上場企業の設備屋さんが、当初予定価格の30%以上安く落札した。が、業界では「いくら上場企業でもあの価格では無理。どこかで手抜きをせざるを得ないのでは‥」と囁かれていた。まさか、この工事が影響しているのではないだろうな‥下限のないダンピング合戦は、決してよい買い物とはならないことは、様々な事例が物語っている。
しかし、非常電源の点検中に本体が停電して、システムダウンとは、消防署が火事になったら、消防車がすべて防災訓練に出かけていて消せなかった、なんていう話である。点検でダウンでは、本当の災害時には、はたして大丈夫なんだろうか、大田区のシステム管理は。
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