いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2009年03月04日(水) わお!!!!江戸川区議のお姐様!かわいそう

 議会というところは、実は「改革」という言葉が最も似つかわしくない場所であるかもしれない。前回の統一地方選挙で「議会改革に真剣に取り組んでまいりました」と、ご自身のチラシに大きく書いてあった現職区議には、同様に改革を提唱する他の議員と爆笑してしまった。「え!!誰のこと」と。書いたご本人が、実は「違う」ことを一番ご存知なのは、自他共に認める方だったのは笑えた。

 全国の志ある地方議員の方々、先進的首長(知事、市長村)などと、様々な勉強会、交流会でお話をする機会があるが(多分、大田区議会では最多であると自慢している)、全国には小さいながら、真剣に議会改革や、行政改革、住民参加に取り組んでいる自治体や議会も少なくない。

 大田区議会は、というと、それらに比べると「ド田舎級」と申し上げて間違いないだろう。議員は当選したら、議員として平等である、はずである。
ところが、多くの自治体(大田区も)は、交渉会派(多くは3名以上所属)という団体(?)にしか、多くの権利を与えていないのだ。

 二元代表制にとって、与党というのは、国政と違って意味がないし、二元代表制の趣旨を危うくし「大政翼賛会」になってしまう、と再三申し上げているのだが、その慣例になれた多くの「与党議員」には理解されない。

 「与党」があって、楽チンなのはお役人である。「与党」の幹事長だけ「手懐けて」しまえば、残りの議員は幹事長がまとめてくれる。なんとも便利なシステムである。大田区議会は、いまでこそ自民会派が3つにわかえれてしまったが、自民18名、公明党12名の二会派だけで、50名定員の過半数を占める。

 従って、お役人は、自民と公明の幹事長さえ説得してしまえば、こっちのものである。残る民主党も、大田区においては「政権与党」なので、国政と違って「絶対安定多数」となる。残り大勢、共産党や私なんぞは、何を叫ぼうが「雑音」程度にしか思っていないのだろう。

 与党の中には、勝手気ままに発言する「一人会派」を心よく思っていない方々もおり、ついには、毎回出来た一般質問を「毎回議会だよりに掲載されるのは、不平等」という、屁理屈で、年2回に制限されてしまった。議員が議会で発言することは、少しでも制限を加えるべきではない、ことが民主主義の基本である。

 民主主義を達成するためには、些かの時間をしきたりは面倒でも仕方がないことなのだが、お役人に都合のよい議会運営になれた人々は、なかなか認めようとしないし、区議会議員には「地域エゴ」や「団体エゴ」の実現でけを望む多くの有権者も、一人の議員の発言より、大会派の「発言力」に期待する。

 と、いささか10年目の虚しさを感じつつ、ネットサ−フィンをしていたら、23区の「ス−パ−ウルトラ超ド田舎議会」があることを知って、驚いた。

 それは江戸川区議会である。上田令子江戸川区議のブログによれば、なんと、江戸川区の予算、決算を審査する、予算、決算、各特別委員会に、一人会派を入れない、という最大級の「イジメ」をやってらっしゃる。

 こいつはヒドイ、というか、裁判ものである。こんなこと大田区でやられたら、地方自治法違反で最高裁まで「地位保全」の訴えをして、マスコミを総動員して戦っちまうな。

 頑張れ、上田区議!負けるな!!それにしても時代遅れの江戸川区議会も考え直せよ!!!!!!議長は誰だ!!!!!!


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