いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年04月30日(日) 民でも官でも放置自転車指導員はお話がお好き!

 民間委託や指定管理者制度は、公務員では出来ない民間の創意工夫で、新たなサービスや、経費削減を計ろうとするもので、今や花盛りである。ところが、お役所の仕事を請け負うと、民間人がお役人と同じように『高飛車』になり『非効率』になってしまう例は、大田区に限らずめずらしい話ではない。

 先日来、蒲田駅前の『放置自転車指導員』たる大田区再雇用職員が、仕事もせずに世間話にうつつを抜かしているのはけしからん、と訴えてきた。同一人物が再三の注意にも関わらず、同様の行為をしているのには激怒をとおり越してあきれてしまった。

 30年以上、この人は公務員として、どんな仕事をしてきたのだろう。年齢からして、お孫さんもいるだろうに。情けない!

 そして、新たな事実が明らかになった。再雇用職員というのは、区を定年になった職員が、その卓越した技能を生かすため、65歳まで、月額20万円程度の給与で、週4日働く制度である。もちろん税金だ。このオジさんは、注意しても無理だから、区民に見られない職場に移せ、と課長に依頼したのだが、制度上できないそうだ。

 公務員というのは、『職』がきまっていて、給食のおばさんは、定年まで給食。電話交換手は、いかにダイヤルインがすすんでも交換手。自動車運転手は、永遠に運転手なのだ。再雇用も同様で、彼らは『放置自転車指導員』として再雇用されたので、それ以外の職には勤務させられないそうだ。なんとも‥

 さて、今日、日曜日は、会社の決算で夕方まで仕事をして、夕方5時頃、JR蒲田駅西口を歩いた。いました、いました、大田区放置自転車指導員という服をきた高齢者とおぼしき軍団が。今日は日曜日なので、公務員の指導員はお休み。皆、民間委託のガードマンである。

 ところが、やはり、お役所仕事。いや、過日の公務員氏を見習っているのでしょう。年配のオヤジさん。ロータリー中央の石のベンチに腰かけて、ホームレスとおぼしき面々と、世間話に熱中。民間委託の仕様書に、『世間話をせよ』と書いてあるのかもしれない。

 周辺には、凄まじい放置自転車。嗚呼、この人々の賃金も税金。
無駄だし、みっともないから、やめちまいなよ、放置自転車指導なんて!
それより、道路上に白線引いて、オヤジたちに1台200円集金させる、半分は還元させる仕組みをつくれば、必死に集金するし、放置は合法駐輪になる。

 まあ、警視庁がうるさい、とか道路管理上云々など言い訳はたくさん作るだろうが、現状より余程まし。川崎市でも新宿区でも成功している仕組みだ。

 『公務員は、このように働きません』という見本を、毎日、蒲田駅で展示するか、工夫するか、あ・な・た・次第!

 それでも改善されない場合は、自動車通勤の教員のようになるかも‥
(本日、産経新聞社会面参照)


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