いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2005年09月17日(土) 政治的中立?PTA、町会、青少年対策委員会

 区議会議員になってから、世の中には二つの「群れ」があるのではないか、と思うようになった。一つは、商店街や町内会、PTAやら青少年対策委員会などの地域活動を積極的に行う人々のグループである。そして、他の一つは、地域とは無関係に自らの生活を主体に暮らしている人々である。

 多分、後者の人々に町内会長や、区長の名前を聞いたら、ほとんどの人が知らないだろう。先日、区内商店共通商品券の存在を、区内の中小企業の社長にたづねたところ半分以上が知らなかった。このように、興味のないことは、人間は記憶にとどめない。

 さらに言えば、後者の人々は区議会選挙など関心すら持たないから、投票率は50%いくかいかないかを推移している。しかし、関心を持とうが持つまいが、後者の人々を含めて、区政は大きく関与しているのも事実である。

 反面、地域活動を積極的に行っているグループの中には「政治的中立」をどう勘違いしているのか、区議会議員を排除する、という「潔癖」を旨としている団体もある。

 議員になってから、多くの区立学校の創立記念行事にご招待を受けた。このうち、概ね半数が「区議会議員犬伏秀一様」という肩書きであり、半数が「〇〇小学校PTA副会長犬伏秀一様(又は元)」だった。最近も、二つの地元の小学校の創立記念行事のご招待を頂いたが、一つは前者、一つは後者だった。

 一部の町会や各種区政関係団体でも「議員」という肩書きに嫌悪感すら示す例がある。いずれの団体も、区政とは密接な関係があるにもかかわらず、どうも「議員」はダメらしい。

 政治的中立とは、特定の政治家や政党を支持しないことであって、議員を排除することではない。もっと、積極的に議員を入れて、区政に関して前向きな議論をすべきだと思う。

 そして、地域活動や区政に無関心な「お任せ民主主義」の人々を、いかに地域や政治に参加させるかも大きな命題である。


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