いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2005年05月07日(土) 校長が変われば学校が変わる、生徒が変わるin広島

 テレビを何気なく見ていたら、広島県の県立高校の校長が荒れる学校を改革した奮闘記を放映していた。広島県といえば、日教組の盛んな県で、校長が自殺においこまれたことでも有名だ。興味を持って見たが、最後はテレビの画面にかぶりつきで拍手までしてしまった。

 その学校は、広島県立安西高等学校。4年前に、現在の山廣校長(当時教頭)が着任した時は、県内の落ちこぼれ生徒の集まる学校として知れ渡っていたそうだ。

 山廣先生が学校改革に必死に取りくんでも、教員の多くが非協力的。さらには「問題生徒はどうせそのうち辞めていきますよ」とまで言い切る。他の教員には任せておけないと悟った先生は、自ら「挨拶」や「清掃」の実践を始めた。さらには、問題生徒の保護者とも徹底的に話し合った。

 そして、ある日、広島清掃に学ぶ会という団体との縁で、山廣先生が呼びかけて、学校のトイレ清掃をすることになった。先生自ら、問題生徒保護者に電話をして呼びかけた。当日、なんと300名を超える生徒保護者が集まったのだ。

 この日から、学校は大きく変わっていく。問題生徒たちが校内清掃をするようになる。7年間開催できなかった体育祭も開催された。バレー部は、なんと大会で優勝までした。そして迎える卒業式。荒れていたことがウソのような厳粛な式典が行なわれた。(もちろん国旗を掲揚して)

 番組内で、山廣校長の印象に残った言葉、番組のナレーションを、全国の「あきらめている」校長、教員におくる。

ノウハウじゃないハートだ。
たった一人の教師の情熱が学校を救った。
やればできるんよ。
生徒に対して諦めない。

 また、山廣校長がこの体験を出版されたそうだ。是非、教員の皆さんに読んでいただきたい。

詳しくは⇒やればできるんよ



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