いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2005年05月01日(日) ありがとう日本スピンドル製造さん!脱線事故現場救出

 ふとテレビ番組を見ていたら、あの尼崎の脱線現場の裏話を放映していた。思わず内容に涙がこぼれてしまった。

 脱線現場の中継映像で、通常の事故現場と違う光景がずっと気になっていたのだが、この疑問もこの番組で解けた。

 それは、警察や消防の見慣れた出動服よりも、薄緑色の作業服の人々が懸命に救出作業をされていたことだった。地元尼崎市の職員さんだろうか、だとしたら素早いな〜と思っていたのだ。

 今回は、事故発生から2時間で陸上自衛隊に災害派遣要請があり、13時には、特科連隊の隊員と重機が現場に到着した。これは、阪神大震災の教訓が生かされたのだろう。

 さて、その作業服の人々は、なんと隣接していた工場の従業員さんだったのだ。最初に事故の大音響を聞いた従業員から報告を受けた会社は、即刻全工場の操業を停止し、社長自ら、社員を食堂に集めて、人命救助の指示と注意事項を伝達したのだ。

 そして従業員の皆さんは、工場内のありたっけの消火器を現場に運び、また、ハシゴやカッターなど、救助活動に使える用具を持って、警察、消防と協力して救出にあたった。

 女子社員は、水の入ったペットボトルを台車で運び、社内医務室の看護師さんは、現場で応急手当にあたったそうだ。

 なんと素晴らしい動きだろう。即座に操業を中止し、全員を一堂に集め指示を出した社長さんの的確かつ迅速な判断も凄い!

 残念ながら、身近に買える、この会社の製品はないが、心より感謝の意を表したい。ありがとう!日本スピンドル製造さん!

 そして、被害にあってお亡くりなりになった皆様のご冥福と、負傷された方々の早期治癒を祈ってやまない。


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