いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2005年02月17日(木) 感動消防官とボケ教頭!いずれも公務員

 感動的なニュースがあった。東京消防庁の119番を受信する総合司令室の消防官の機転が、一人の男性の命を救ったというのだ。

 事は、13日日曜日。男性は脳梗塞で倒れ、声が出なかったが、携帯で119番通報をした。受信した消防官は、とっさの判断で「合っていれば受話器をたたいて」と、23区の名前を読み上げ、練馬区のところで、トントンときた。同じようにして、町名、番地と、トントンを続け、ついにアパートの部屋番号まで特定し、男性は救急車で搬送され、一命を取り留めたという。

 なんとも、感動的な、そして、そのとっさの判断に、日ごろの厳しい訓練を堪えてきた消防官の頼もしさを感じた。本当に頭の下がる出来事だ。

 反面、ボケ区立小学校の教頭さんの悪事がバレた。これは、大田区立の小学校の59歳になる教頭センセイ。私の地元でもあり、このセンセイとは、地域行事で何度も顔をあわせ、酒席をご一緒したこともある。

 その彼が、児童の給食費64万6千円を横領して、サラ金の返済にまわした、というのだ。まったくボケである。この教頭さん、年齢からすれば、後1年で定年退職。数千万円の退職金と年金が転がり込んでくる。64万ぐらい屁の河童…のはずである。どうしても、今、返済する必要があるのなら、一身上の都合を理由に依願退職すれば、いささかは減額されるが、今回のように懲戒免職となって、一円ももらえない、という事態にはならない。

 さらには、辞めなくても、公務員たる教員には、東京都福利厚生事業団、東京都教職員互助会、東京労働金庫などから、低利の借り入れが出来る制度が充実しているから、それを使ってもよかった。

 私は、再三、教職員の非常識、社会常識との乖離を訴えてきたが、管理職たる教頭まで、この有様とは、心ある教員が可哀想である。ちなみに、大田区は、全額弁済されていることを理由に、刑事告発はしないそうである。はたして、それで、子供達に「規則を守る」ことを教えられるのだろうか。返しゃいいってもんじゃないでしょう。泥棒してんのよ。

 その論理が通じるのなら、明日から大田区の学校では、こう教えるべきである。
「皆さん、人の物を盗ってはいけません。でも、万一盗ってしまっても、バレなけえれば大丈夫。バレたら返せばいいのです。わかりますね〜」

そういえば、以前、酔っ払って自転車泥棒をして逮捕された大田区の教員が管理職試験を受けていたっけな。あのセンセイも今ごろ、どこぞで教頭かい。恐ろしい!

さらに、毎回の不祥事と同様に相変わらずなのは、区議会こども文教委員会が15日に開催されているのに、一切この件についての報告はなし。一体議会とはなんなのだろう。すべて終わって、プレス発表と同時に教えるのなら、役人だけで行政やってればいいとさえ思う。舐められたもんだ。その不祥事隠蔽体質も変えなければ駄目だ。

  また、再発防止のため、区立学校全校の私費会計(給食費、修学旅行費など)の監査を実施すべきである。(←教育委員会さま:私費会計なので、監査になじまない、などと言い訳しないでネ!)


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