いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年11月16日(火) 毅然とすれば、中国も謝る。偉いじゃん!

 中国の原子力潜水艦が、わが国の領海を侵犯した。海上自衛隊には防衛庁長官から海上警備行動が発令され、対潜哨戒機、護衛艦、ヘリにより徹底した補足追尾が行われた。

 外国艦船は、他国の領海を航行することが認められており(無害通航権)軍艦も例外ではない。しかし、潜水艦は、浮上して国旗を示していなければ『無害』とは認められない。したがって、今回の行為は、明らかに国際法上も侵犯である。

 もし、わが国の潜水艦(16隻ある)が、中国領海を侵犯したらどうなるか。多分、即刻、機雷や駆逐艦の徹底した攻撃にあい、沈没させられるだろう。そして、それは『国際常識』として処理される。いくら、わが国政府が『遺憾』といってもだ。

 しかし、今回、政府が偉かったのは、『当り障りなく、国籍不明』で片付けず、徹底して追いまわした挙句、『中国の原潜』として抗議したことだ。結果、中国外務省は『技術的な問題で遺憾』と、謝ってきた。

 以前、ロシアの偵察機が、沖縄の米軍嘉手納基地上空を二度にわたり、領空侵犯した時、航空自衛隊の戦闘機が、実弾を威嚇射撃したことがある。この時も、ロシア外務省は『異常な速さで』、遺憾の意を表明した。この時の理由も『計器の故障』だった。

 このように、国家としての主権を侵された時には、即刻毅然とした対応をすれば、いくら『反日本帝国主義』を叫んでいる国でも頭を下げる。いつまでも、謝罪などと言っていないで、ODA引き上げるくらいの意気込みで外交交渉を行うべきである。

 


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