いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年04月20日(火) 区民のご要望は聞けないと思います!交通事業本部長

 今日は、9時半までに本会議場集合。通常は、委員会も本会議も10時開始なのだが、今日は委員会の前に、姉妹都市である米国セーラム市長のご家族歓迎式典を行うので早出である。

 セーラム市と大田区は、モース博士が大森貝塚を発見後、帰国。同市の博物館長を勤めたご縁で、姉妹都市となった。私も、平成11年にセーラムを訪問し、市長選挙中の現市長にお会いした。本会議場では、西野区長、副議長の歓迎のスピーチ、セーラム市長の友好スピーチを全議員と、傍聴席の区民で拝聴した。面白かったのは、荒木秀樹議員が、タバコの『セーラム』を買って、誇らしげに入場してきたことだ。この『おじさん』は、いつもユニークで楽しい!

 さて、歓迎式典の後は、特別委員会だ。再三書いているように、議員と役人の質問合戦の特別委員会は、つまらない。しかし、お役人は、少ない事務報告であっても、約2時間、委員会で報告し、質問に答える。たいしたもんだ。特別委員会こそ、議員同士で激論をかわし、議会の提言を作り上げ、執行機関である区側に提案していくことが求められる。単に、質問するだけなら、お役人のデスクに行って聞けばいい。そうすれば、委員会出席で支給される費用弁償議員一人あたり1回6000円もいらなくなる。

 今日の特別委員会でのエポックは、交通事業本部長の答弁。馬込にあった、東京都交通局の地下鉄車両工場跡地に、区民のための施設を作って欲しい、施設検討会に区民代表を入れて欲しい、など多くの陳情が、この委員会によせられている。先日も、同趣旨の意見書を、委員会として東京都知事に提出したばかりだ。

 その要望に対し、交通事業本部長は『当該土地は、交通局から、都の資産運用をする部局に移った。今後は、民間に貸すなどして運用を考えていくだろう。とすると、区民の要望を聞くことは出来ないと思う。』と。これには、たまげた。やっぱり、東京都には逆らえないのかい。

 物事は『きっと出来る』と思って行うのと、『多分、無理だろう』と思ってチャレンジするのでは、結果は違ってくるはずだ。リーダーたる本部長が『区民の要望は聞けない』などと思って交渉にあたってはダメだ!と、厳しく指摘したが、多分変わらんだろうな、彼の意識は‥‥
 いや違う。彼は、ウソがつけない、正直なお役人なんだ。きっと。

 交通局の跡地といったて、都民共有の財産であって、都のお役人の『私物』ではないんだがな〜  恐るべし、お役人さま!

お役人のことがよくわかるご参考図書

同時通訳が、西野区長のスピーチの『大森貝塚』を訳せなかった。


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