いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年12月09日(火) お役人も色々いるな〜

 今日は、午前中、都議会談話室で、来週開催される「過激性教育を許さない!都民集会」の打ち合わせに出かけた。(詳細は掲示板にて)ついでに、都庁39階の選挙管理委員会に、政治団体「自由党」の設立届を提出にいった。これは、自由党が解党されたため、民主党には行かない地方議員の活動拠点として設立したもので、政党ではないが政治団体である。以前から、この設立の手続につき相談していた感じのいい職員さんは、総務省に確認をしている間も「申し訳ありませんね」と侘びを言う。そして、晴れて「受理印」を押してくれると「いつか、本当の政党になるといいですね。おっと、私がこんなこといっちゃいけないんだ‥」と、祝ってくれた。

 時間は、11時50分。エレベータは都のIDをぶら下げた職員であふれている。ははぁ!こいつら32階で降りるな、と、ふんでいたら、やはりそうだった。32階は、眺望のステキな職員レストラン。喫茶室もある。勤務終了10分前だ。文春が「公務員おいしい生活」と特集を組み、さぼってる写真を掲載しようが関係なし。さすが、東京都職員!10分分、税金返せ!

 さて、次は、臨海斎場の内覧会だ。これは、大田区、世田谷区、品川区、目黒区、渋谷区の5区で、斎場組合を設立して火葬場を作ったのだ。唯一、
2年間、斎場委員会の委員をやったので、思いは深い。

 委員会で、旅館業法に抵触する、との役人の「出来ない理由」により、遺族宿泊室にはシャワーしかつけられなかった、はずだった。ありゃ?バスタブもついてるじゃん。どうしたの?あれだけ頑なに、出来ないって委員会で言い張ってたのにネ。議会の意見なんか、どうでもよかったんだ。なんだ。
そう言ってくれれば良かったのに。

 兎に角、これだけの工事になると、疑惑が多かった。火葬炉のメーカーは、入札の2年以上前から、最大手のM工業所に「決定」した、とウワサが流れていて、そのとおりになった。焼却処理時間1時間30分。品川区内の民間斎場の火葬炉は40分で処理が終わる。ところが、このメーカーは、この斎場への提案参加を辞退したのだ。

 建設工事も、早くから、具体名を挙げた談合情報が流れていた。結果、情報どおりの関係区の区議会議長の息子が経営する会社のJVが落札した。この件では、5区の議長で構成する、斎場議会でも問題になったが、結局、そのまま契約となった。

 今日の内覧会で、公明党の女性議員から「住宅事情から、お棺に入れないで来場されたご遺体は、ここで納棺できるよう対応せよ」との要望が出た。
素人が考えても、簡単に出来そうな提案である。他の議員からも「1月15日開場までに、出来るようにしろ」と、追求されたが、斎場組合の事務局長さん(大田区から出向)は「時間的に間に合わない」と、自己の判断で決定できないことを示唆した。なんのための「長」だ。いや、自己判断しない、りっぱな、お役人だ。

 結局、斎場組合という「地方公共団体」を作っておきながら(議会もあるのに)、自己完結組織になっていない。5区の、お役人に聞いて、どうでもいい議論をして、「では、そうしよう」と、あきれる数のハンコを押し、誰が責任を取るのだか、わからなくしてから実施する。ご苦労さん!

 それでもいいから、1月15日には、間に合わせてね!お・ね・が・い!


も一つ、お役人に文句を追加:
防衛庁の官僚(シビリアン)だか、外務省か知らないが、イラク派遣の陸自に無反動砲を所持させるらしい。よくぞ考えた。でもね、もう少し考えてよ。正当防衛で無反動砲使えって?警察官職務執行法を準用して、無反動砲だ?戦場にいくんだぞ。よく考えろ!


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