いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年11月17日(月) 5つ★の区役所@杉並区

 今日は、交通問題調査特別委員会が開催された。30分程度の報告、質疑の後、杉並区へ視察へ出かけた。これは、区内の交通不便地区へ、コミュニテイバスを走らせて欲しい、という陳情について調査するためだ。

 すでに、武蔵野市や杉並区において、コミュニテイバスの運行がおこなわれており、その実情を確認するため、杉並区の南北バス「すぎ丸」を選んだ。大田区役所から、区所有のマイクロバスで、議員8名、交通事業本部長以下区職員と渋滞の環状7号線を北上。

 区役所についたのは12時をまわっていたので、役所前の和食屋さんでランチ。(自費です)早めに杉並区役所に上がり、旧知の区議と暫し情報交換。その後、議会委員会室で、杉並区幹部から「すぎ丸」の経緯について説明を受ける。概要は以下のとおり。

 車両は区が購入(導入経費1億4千万円)、それを事業者(京王バス)に無償貸与。運行経費の赤字分を最大2000万円まで区が補填する委託契約。平成13年は1083万円、昨年は781万円の補填をした。

 実際に乗車してみたが、100円の運賃と、狭い道をスイスイ走る利便からか、満員であった。今後も、路線を増やしていきたい、との区幹部の言葉には「バス事業は絶対に赤字」との信念すらもっていたのだが、いささか揺らいだ。やはり、名物山田区長のリーダーシップのようだ。

さて、杉並区役所で、もっとビックリしたのは、いたるところに「めざします 五つ星の区役所」との紙が、区民の皆様へのお約束、と添え書きして貼られているのだ。区議会委員会室では、我々の席に一人一人「コーヒーと紅茶どちらがよろしいですか?」と、議会事務局職員が聞きながら、好みの飲み物を置いていく。聞けば「お昼が、和食とうかがっていましたので、お茶でないほうがよいかと‥」と。凄い!五つ星のサービスだ。

 また、全職員が、民間では一般的になっている、首からさげる、写真・名前入りIDカードを着用していたのも印象的だった。大田区では、教員を含め一部職員が「名札の着用は、プライバシーの侵害」と、着用を拒否していることから比べると、別の国の区役所のようだ。職員の応対も明るく感じがいい。ちなみに、えらく不機嫌な顔をしていた「案内 杉並区」という腕章をした若い女性に所属を聞いたら、な、なんと民間委託業者だった。

 さすが!さすが!



 


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