| 2002年10月03日(木) |
区立小学校の公開道徳授業〜まずは態度をなおせ! |
区立小学校の道徳の公開授業を参観した。全学年の授業を見れるいい機会なおので、なるべく出かけることにしている。(学校側には迷惑だろうが…)1年生から6年生、それぞれ教員が工夫をこらして授業をすsめていたが、共通する大問題点があった。それは、道徳という授業内容であるにもかかわらず、児童の態度が悪い。机を抱きかかえるものあり、後ろを向いて友達と話すものあり。それを、教員がしからない。ここが問題だ。会社社長として、毎年新入社員を採用していた頃、随分と社員をしかって、辞められてものだ。今の若者は、その成長過程で、親にも教員にも叱られた経験が少ない。そこで、会社に入って、社会に出て、初めて叱られる体験をし、さっさと逃げ出してしまう。道徳の授業ですら、ちゃんと聞いていられない子供を作ってしまった、家庭の責任はきわめておもいが、それを叱らない学校の体質も、大問題である。今、教職につける人材は、かなり優秀だ。成績もよかっただろうし、品行も(すくなくとも採用されるまでは)。だから、叱られた経験も希薄なのかもしれない。よく、エセ民主主義運動や、勘違い男女平等運動の皆さんは、”子供の人権”を口にするが、正すべきことは、強く”矯正”してでも正すことが、その子の未来への責任であろう。権利、権利の主張が、責任と義務を果たさない今日の日本を作りあげてしまった、とは言い過ぎだろうか。我が国の伝統的学習は、”形入”である。茶道、華道、書道、剣道、柔道と、みな、”形”から入り、精神を高めていく。授業を真剣に聞く、という”形”を教えなければ、道徳の授業など、なんの役にもたたない。
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