雪さんすきすき日記
リサイクル戦術シミュレーション『リサイクルプリンセス』 倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
DiaryINDEXpastwill
「ときのあくま」攻略はこちら  「東方戰騎譚」エキスパート攻略はこちら  考察のようなものはこちら
自己紹介はこちら  リプレイはこちら  動画はこちら(完成版体験版)  Twitterはこちら


2020年06月30日(火) 「Total Party Kill」のこと

 「Total Party Kill」(Adventure Islands)をクリアしたので感想を。
 戦士、魔法使い、盗賊の3人パーティーが迷宮の奥の宝を目指す固定画面パズルゲーム。
 操作は左右移動とアクション、ジャンプ、操作キャラの切り替え。アクションはキャラに応じた攻撃を行い、その攻撃で仲間を犠牲する。戦士の攻撃は仲間を遠くに飛ばし、魔法使いは仲間を凍らし、盗賊は矢で仲間を壁に貼りつける。この仲間の尊い犠牲により、仕掛けを動かしたり足場を作り、誰か1人が出口に到達すればクリアとなる。

 パズルを解くのに仲間と協力するのではなく、仲間を犠牲とする発想が斬新(犠牲となるのも一種の協力かもしれないが)。犠牲となった仲間は操作できないので、誰をどこでどのように犠牲にするかが攻略の要点となる。と書くと、もの凄い陰湿な内容に見えるが、実際は二頭身のキャラクターが愉快に動き回り、剣で切られても矢で壁に貼り付けられても魔法で凍らされても、悲壮感はまるで無し。しかも、出口に到達したら生き残った仲間は揃って小躍りする始末だし、次の面では犠牲となった仲間が何も無かったかのように全員復活している。なので、宝を手に入れるという目的のために誰かを犠牲にするということに対する背徳感などまるで感ることなく、「ここに足場が欲しいから矢を撃って誰かを壁に貼り付ける」ということを、まるでそれが当然の如く行えるようになった。
 難易度は易しめで、次々と解けていく小気味よさに気持ち良さを覚えたほど。あまりにも小気味よく進むので止め時が見つからず、31面から再開したところ60面まで一気にクリアしてしまった。とはいえ、どの面もちょっと考えさせるところがしっかりと用意してあり、犠牲となった仲間の新しい用途を見出す面白さもあり、難易度は易しいがパズルとしての手応えは十分に感じられる内容であった。
 3時間半ほどで全面クリア。25面で非常に悩む羽目になり、余計に時間が掛かってしまった。何故この面だけ格段に難易度が高いのかと不思議だったが、何のことは無い。私の思い込みだった。出口の当たり判定は思った以上に広かった。あと、こういうエンディングは古今東西共通だということを知った。


氷室 万寿 |MAIL
DiaryINDEXpastwill