雪さんすきすき日記
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2020年02月29日(土) 「リーメベルタ・ノア」のこと

 2月の業務を無事締めることができたので、昨日から始まった「けものフレンズ3」のハーフアニバーサリーイベントを、アプリ版とアーケード版共に開始。
 アプリ版はダークネスひな祭りと、けもフレ3流行語候補確定なイベント。内容はクリスマスイベントと同じだが、前回入手した1000本以上のマップキーは使用できず、あえなくゴールドに変換。
 アーケード版はSSR排出確率上昇。その恩恵にあずかって、手持ちのSSRやアナザーカードが着実に増えてきた。また、プレイ中にアプリ版の周回も平行して行っているので、素材集めも非常に捗っている。

 「リーメベルタ・ノア」(NEXT-SOFT+)の感想を。
 前作のラスボスでもあり、主人公リディアの願いを叶えたノアが今作の主役。自我を取り戻すために融合したパペットを再び解放するための手段を求めて、リーメベルタの廃棄区画に立ち入ったノア。そこで様々なパペットと出会い探索を進めるが、リーメベルタの秘密と迫りつつある脅威が明らかになっていく。
 この作品はターン制のSRPG。パペットと呼ばれる仲間が持つ様々なスキルを活用して敵を全滅させるのが目的。スキルは使用するごとに経験値が入り、レベルが上がると威力や使用回数が増える。また、特定のスキルのレベルを条件まで上げることでパペットのクラスチェンジが可能となる。

 基本的な内容は前作と全く同じだが、今作は本編のマップが立体的な広がりを持つのが特徴。高低差の大きなマップでは、予想外の場所からの攻撃を受けることもあり、緊張感も一入。また、その逆も然りということで、戦術の立て方が前作以上に込み入って楽しめた。終盤ではまるでだまし絵のように複雑なマップも登場して、それをじっくり紐解いていくのは新鮮な感覚であった。全体的に本編の難易度は高く、パペット達をフリーバトルで鍛えてから本編のマップに挑むという調整になっている。ここで、フリーバトルは何と前作のマップそのもの。このファンサービスには大いに感激。もちろん、最終面のノアも健在で、一時は本編そっちのけでフリーバトルに没頭しては懐かしさを噛みしめていた。
 また、前作では敵がパペットのみだったが、今作では猛獣や機械兵器と種類が増えているのも、もう一つの特徴。これらの敵はパペットに比べて攻撃力も耐久力も高く、総力戦になること必至。特に、サソリ型の機械兵器が持つミサイルは攻撃力が高い上に射程距離が長く、体力の低いパペットにとっては大きな脅威であり序盤では対処に非常に苦慮させられた。そこで活躍したのが剣士系のクラス。体力が高くガードスキルを使用することで、見事に壁役として活躍してくれた。前作では全く出番の無かった剣士系のクラスだったが、今作では新規に登場した敵への壁役として大いに活躍してくれて、本編の最後までパーティーに参加していた。このように、射程が正義だった前作よりも戦闘に幅が出たのも非常に好印象であった。
 あと、今作での新しいクラスとして研究者が登場。序盤こそぱっとしない性能だが、クラスチェンジを重ねると超強力なクラスへと大化けするので、育てるのが非常に楽しかった。こちらも本編の最後までパーティーに参加しており、随分と愛着の湧いたクラスでもあった。

 物語は、まずリーメベルタの世界観が明らかになったことに仰天。まさかそういう施設だったとは、前作ではファンタジーな世界観という印象を持っていたので尚更。また、フリーバトルをクリアしていく毎に解放される日記でも、ノアの人間だった頃の記録を読むことができて、こちらも非常に興味深かった。というか、ノアとアオって(以下ネタバレのために省略)。ともあれ、「リーメベルタ」の世界観が一気に膨張して、物語面でも大いに楽しませてもらえて大満足。もちろん結末も大団円で、「リーメベルタ」の優しい世界観を最後まで堪能させてもらうことができた。
 あと、今作も声優さんがとても良い仕事をしており、物語への没入度を大きく高めてくれた。ノアとアオの掛け合いは本当に良かった。

 そして、今作もクラス埋めが楽しい!言ってしまえばスキルのレベルをひたすら上げるだけの作業なのだが、それがどうにも楽しいのである。レベルを上げたいスキルに適したマップを選び、そこで最適解を見つけていくのが本当に自分の性に合っており、本編をクリアした直後からフリーバトルでの周回を重ねている始末。そして何より、パペット達の仕草が相変わらず可愛い。クラス埋めへの意欲の大半は、このパペットの可愛らしさに依るものであると言えよう。

 前作よりも進化したマップと難易度調整のおかげで、今作も新鮮な気持ちで本編の最後まで戦闘を楽しませてもらうことができた。世界観も難易度も、この作品は私の好みに奇跡的なほどに合致しており、今作をプレイして益々「リーメベルタ」を好きになることができたことを非常に嬉しく思う次第である。


氷室 万寿 |MAIL
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