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2019年10月29日(火) 「ネコミミホイールクロスデッカー」のこと

 昨日初見でクリアした「ネコミミホイールクロスデッカー」(アリスブレイズ)の感想を。

 豪快にボムが撃ちまくれるのが特徴の横STG。
 自機は移動とショット、ボムという、実に単純明快な操作系。前方から向かってくる敵を撃つとボムアイテムが出るので、それを集めてボムゲージを溜め、ボムを撃って敵を一掃して気持ちいいという流れ。
 面の最後に待つボスを倒すと面クリアで、被弾や触れるとミスとなる敵に触れるとミスとなる、システム的にはごく一般的な横STG。全4面。

 ボムアイテムがパンツで、ボムはバケットホイール。なので、ゲーム内容を端的に表現すると、「猫耳少女がパンツを集めてバケットホイールを撃ちまくる」となり、正気を疑われそうである。
 ボムアイテムであるパンツは大量に出現するので、ボムを気兼ねなく撃てる。敵が大量に出現したらボム、弾が大量に向かってきたらボムといった具合に、惜しみなく撃てるのは非常に気持ちが良い。さらに、ボムで敵を倒したり敵弾を消すことで得点アイテムがこれまた大量に出現するので、気持ちよさに拍車をかけてくれるのが好印象であった。
 一方で、倒した敵は消滅するのではなく画面下(もしくは上)に溜まり、そこから弾を撃ってくるので、それらを再度倒さないと完全に消滅させることはできない。中途半端に敵を倒していくだけでは溜まった敵から反撃を受け続けるので、最後まで丁寧に倒していくことも求められる。ボムによる豪快さときっちり敵を一掃していく丁寧さという、ある意味相反するような要素を両立させている。これにより、単なるボム撃ちまくりの大味な作品としていないとこも評価したい。
 ボス戦ではみんな大好きボスパーツを存分に破壊できるようになっており、プレイヤーの破壊欲求をさらに満たしてくれる。もちろん、ボス戦でもボムは大活躍であり、積極的に攻めていける戦闘を堪能できた。ボスはそれ自体が巨体なうえに敵弾も多く、そこにパーツが加わり、さらに雑魚も登場して、そこに追い打ちをかけるようにボムで消した弾が大量のスコアアイテムに変化と絵的に非常に賑やかな様相を呈してくれて、高揚感も上がりまくりである。
 残機は面開始時に6機もあり、ミスをするとボムゲージが全快(3発分)の状態で復活。さらに、面クリア時には残機が6機に戻るという大盤振る舞いな仕様で、細かいミスなど気にせずボムを撃ちまくって突き進んで欲しいという製作者の意図がとても嬉しい。

 気になった点は、最終面の4面途中でネタ切れ感が少々。触れるとミスになる敵による調整が続き、普通のSTG色が強くなってしまっていた。ラスボスシステム総括用の戦闘が楽しめたので、道中の落差がより目立ってしまった。

 難易度は私が初見でクリアできたくらいなのでかなり抑えめに調整してあるという印象。弾避けの場面も少なく、そもそも弾が迫ってきたらボムを撃て、ボムが無くなったらミスして補充しろというくらい豪快な調整であり、可愛いキャラと軽快な音楽に乗って積極的な攻めを存分に楽しめる作品であった。


氷室 万寿 |MAIL
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