雪さんすきすき日記
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2019年08月24日(土) |
続々・「DeathComing」のこと |
6時半頃起床。昨日ラーメンを食べたおかげかぐっすりと眠ることができた。が、午後まで胃の中に残っていたような気もする。 午前中はお仕事。帰宅後昼寝をしたら今週の疲れが一気に襲ってきたようで、起床後に物凄い倦怠感に襲われた。ただ、おかげで大分体が軽くもなった。
「DeathComing」(NEXT Studios)の全実績を達成したので感想を。 プレイヤーは死神見習いとなり、偶発的な事故を起こして人々の魂を集めるパズルアクションゲーム。 操作はマウスでクリックのみ。事故を起こすための仕掛けをクリックすると落下や切断、誤動作といった動きを起こし、そこに登場人物が巻き込まれると死亡して魂となる。所定の数の魂を集めることがクリア条件。 2面以降はプレイヤーの邪魔をする天使が登場。仕掛けをクリックすると赤い丸が表示されるのだが、それに天使の視界が触れるとミスとなる。3ミスするとゲームは中断され、やり直しとなる。
舞台の至る所で事故を起こしては次々と人が死んでいく様を面白おかしく描いた問題作。仕掛けに翻弄される人々の生殺与奪権を握る神の視点を体験でき、不謹慎ながらも仕掛けを操る手が止まらない危険な魅力があった。また、複数の仕掛けを組み合わせないと事故を起こせなかったり、ある事故が次の事故を引き起こすきっかけになったりとパズル的な要素も強く、純粋にパズルアクションとしても楽しむことができた。 ただ、調整面で肌に合わないところがあったのも事実。街中で次々と事故が起きては大量の死者が出るような派手なコンボアクションを期待していたのだが、実際には仕掛けに巻き込む時宜を見計らうために地道に待つことが多く、事故を散発的にしか起こせないというかなり地味な内容であった。特に3面以降はその傾向が強く、全員を死亡させるにはかなりの根気を必要とした。もちろんコンボを能動的に狙うことは可能だが、あまりにも登場人物が多く移動経路も複雑なので、パターンを組むまでやり込む気力は起きなかった。 また、仕掛けは一度しか使えないものが多く、移動経路的に特定の仕掛けでしか倒せない登場人物もいて、失敗すると二度とその登場人物は殺せないという場面にも多々遭遇した。結果、失敗すると再挑戦の繰り返しとなり、特に終盤での失敗はかなり辛いものがあった。 天候により仕掛けの動作が変化するというのも題材としては面白い。雨では切れた電線に感電したり水嵩が増したり、風が吹くと煙が流されるといった感じで、その天候でないと起きない事故というのが展開や演出に大きな変化をもたらしてくれた。ただ、天候は4面の不可逆的な変化を除き、切り替わった後は一定時間維持されるので、その天候中に事故を起こせなかったらまた次に切り替わるまで待たなければならない。ここでも待ちが発生して、進行の大きな妨げになってしまう側面もあった。
おまけの7面は開発室が舞台なのだが、ここは特定の人物だけの魂を集めるという、本編とはやや異なる目的となる。どの人物を殺すためにも3段階以上の手順を踏んでその人物を孤立させる必要があり、その仕掛けの連鎖で人が死ぬことは無くともこの作品に期待した楽しさを見出すことができた。仕掛けの活用という面では下手したら本編よりも面白いものがあり、この方向性は十分に有りだと思った次第。
題材的には派手で不謹慎な面白さに満ちているが、パズル要素が強い調整で待つ場面が多く内容が地味になってしまったのが非常に勿体ないというのが率直な感想であった。
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