雪さんすきすき日記
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2018年12月08日(土) |
続^4・「VA--1 Hall-A」のこと |
8時頃起床。来週半ばに取引先への挨拶があるので、今のうちに散髪を済ませておく。コミケを考えるともう少し遅らせたかったのだが、仕方ない。
「秘封ナイトメアダイアリー」悪夢月曜3面クリア。日曜よりは楽かもしれない。というか、レミリア嬢が強すぎた。
「VA-11 Hall-A」(Sukeban Games)を1周クリアしたので感想を。
権力の腐敗や暴力が蔓延した街グリッチシティにあるバー「ヴァルハラ」のバーテンダーとなり、この街の住人との会話を通じて世界観を楽しむADV。 客がお酒を注文したときに、レシピに従いカクテルを作り提供するのがプレイヤーが行う主な操作。その働き次第で得られる給料で、生活費を払ったり、部屋の装飾品を購入したりする。
グリッチシティの住人は監視の為に体内にナノマシンを埋め込まれたり、リリムと呼ばれる人造人間が人間と共生していたりと、サイバーパンクな世界観が特徴。なので、ヴァルハラに来る客も、人体を改造していたり、リリムだったり、果ては言葉をしゃべる犬だったりと多種多様。普通の人間もいることはいるが、このディストピアで生き抜いているだけあって、非常に癖が強いのが多い。登場人物の癖の強さが、ゲーム内で過ごす日常における刺激としてうまい具合に作用していた。 そういうサイバーパンク的な客ばかりではあるが、会話の内容は他愛もない身の上話や個人的に抱えている悩みなど、実に人間味のあるものばかり。この世界観ならではの話もあるが、基本的には私達が普段行っている会話と何ら変わりは無い。現実味に乏しい客を相手に現実味に溢れた会話を繰り広げるという差異が、この作品の大きな魅力のように感じられた。 物語については、ある日グリッチシティに革命が起きたりといった世界が一変するような大きな起伏は全く無い。主人公ジルの過去に関する事件についての物語が一応は中心に進んではいくが、最後まで本当に淡々と日常が進んで行く。それでも、ゲーム中の登場人物にとってはそれがかけがえのない日常としてしっかりと描かれていて、台詞の1つ1つにもその人の人生や哲学を反映した重みがある。その重みがとても愛おしく思えるほど、文章に興味を惹かれた作品は本当に久しぶりであった。中でも、ジルが毎日の仕事前に放つ「一日を変え、一生を変えるカクテルを!」という台詞はとても胸に響いた。
プレイヤーの操作は、カクテルを作るときにレシピどおりにシェイカーに原材料(この世界のカクテルはお酒ではなく化学反応で作られる)をドラッグするのだが、ゲーム開始直後はその操作が新鮮で楽しめたものの、ある程度まで進むとやや煩雑に感じられたのが正直なところ。原材料が多くてドラッグではなくクリックで済ませたいと思うようなレシピも結構あった。 また、カクテルを題材にしたゲームなので、ゲームをプレイ中にお酒を呑みたくなる誘惑に駆られるのも困ったところ。というか、誘惑に負けっぱなしだった。
とりあえず初回プレイで無事グッドエンドに到達したが、実績を見ると特定の客に関するエンディングも多数用意されている様子。とはいえ、条件がさっぱり分からないので、ここは素直に攻略に頼ろうと思う。
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