雪さんすきすき日記
リサイクル戦術シミュレーション『リサイクルプリンセス』 倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
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2018年03月04日(日) 「鋼鉄のヴァンパイア」のこと

 10時半頃起床。風が強く花粉が大量に飛んでいることが容易に予想されるので極力外出は控えたが、それでも体がだるくて日中は何も出来ずにずっと寝てた。

 「ELMIA」と並行してプレイしていた「鋼鉄のヴァンパイア」(あきら小屋)の感想を。
 「吸血機」によって絶滅寸前まで追い詰められた人類が、常軌を逸した能力故に凍結されていた男「桜島吉乃」を解放して反撃に挑む硬派縦STG。
 操作は移動とショット、ボバーン(ボム)。ショットは連打でメイン武器、押しっぱなしでサブ武器を使用する。敵に接近して破壊すると、シールド回復などのアイテムが大量に出現する。自機はシールド制で、被弾するとシールドが1つ減る。シールドが無くなるとゲームオーバーだが、シールドは時間やアイテムで回復する。
 難易度はランクにより増減し、緑のアイテムを取る、ボバーンを使用、被弾でランクが減少、赤のアイテムを取る、時間経過でランクが上昇する。ランクが10上がるごとに、点数にかかる倍率が上昇する。

 物量で押し寄せる敵に、視認して避けるには高速の敵弾。更には自機の当たり判定の大きさに比べて高密度の敵弾と、自機に不利な条件が勢揃いの調整。それをどう攻略するか。その答えを、敵が弾を撃つ前に破壊するとした作品の方向性。速攻撃破を主体とした攻略は、破壊の快感を思うがままに味わうことができ、痛快の一言に尽きる。また、接近して敵を倒すとアイテムが大量に出現するシステムも、敵は出現してから弾を撃つまでに大きな隙が作らていたり、弾を撃つ前兆も明確に表示されたりと積極的に活用できるように調整されており、接射で速攻撃破をする緊迫感や疾走感も同時に堪能できる。シールドの回復も早く、一般的なSTGに比べて被弾の影響が少なめになっている。方向性が理解できれば、非常に単純明快なシステムで、勢いに任せて突き進めるのがとても気持ちの良い作品であった。
 ただ、開始直後からそこに至ることができるわけではなく、むしろ開始直後は自機の性能が貧弱で圧倒的な敵の物量に対して受けに回らざるを得ない難易度であり、攻めに転じるには相応の自機の強化が必要となる。自機の強化は、武器アイテムを取ることで得られる武器と、武器アイテムをポイント化して、そのポイントを消費して行う機体能力の2つがある。武器は、経過面数が多いほど強力な武器が登場するようになっているので、今よりも強い武器を入手しては先の面に進み、そこでさらに強い武器を入手して、不要となった武器をポイント化して自機を強化してという流れを繰り返して徐々に攻略を進めていくことになる。この辺りの難易度調整は、反復練習で上達するSTGというより、能力を強化して強さで押し切るRPG的な印象を受けたが、手間をかけて強化すれば自分の腕前を大きく補ってくれる親切設計であるとも捉えられる。また、自機が強化されれば高ランクで進めることができ、スコアが稼げてシールドが増やせるという正の循環になり、その結果益々攻略が楽になるところも、自機を強化する意欲を増してくれた。
 あと、相変わらずストーリーや演出が熱い。「その存在は、平和に対する反逆罪」というキャッチコピーは、STGの中でも屈指の傑作ではなかろうかと。また、難易度も相変わらずVery Hard一択で、実に硬派。

 とりあえず、自機の強化が進んでVery Hardを安定してクリアできるようになったので満足。Very Hardをクリアすると当然ながらさらに上位の難易度が登場するのだが、こちらはちゃんとSTGの地力が無いと攻略は難しいので諦めた。ネットランキングを見ても、Very Hardと比べてそれ以上の難易度ではクリアが極端に少なくなっているし。


氷室 万寿 |MAIL
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