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2017年12月13日(水) 続々・「ロケットロン」のこと

 今日は都内で講習。会場の近所に牡蠣小屋があるというので帰りに寄ろうと楽しみにしていたのだが、講習が終わった時間ではまだ開店していなかったので、諦めて素直に帰宅した。

 「ロケットロン」(ASTRO PORT)の感想を。
 ASTRO PORTの作品ではお馴染みのゴゴー教団が、今度は機械人類の住む惑星で暴動を起こした。プレイヤーは銀河救援組織「アルゴ運送」の隊員となり、暴動の鎮圧に乗り出した。
 この作品は、ロケット噴射による移動が特徴の探索アクションゲーム。操作は移動、ショット、ジャンプ、ロケット噴射、武器選択。ロケット噴射は、ロケットエネルギーを消費して入力した方向に高速移動を行う。空中で使用すれば方向転換も可能で、自由度の高い移動手段である。序盤はロケットエネルギーが少なくて行動範囲も限られるが、探索を進めてロケットエネルギーを増やすことで行動範囲を広げていくことができる。また、ロケットエネルギー以外にも行動範囲を広げるアイテムが存在する。
 体力や移動速度、武器はパワーアップアイテムを消費することで能力を向上することができる。武器は最大8種類だが、自機の体力とは別に武器にも個別のヒットポイントが設定されており、ヒットポイントが無くなった武器は敵を倒すとたまに出現する回復アイテムを集めて回復させなければ使用することができない。
 攻撃を受けると自機の体力が減り、体力が無くなるとミスとなりセーブした地点からやり直し。

 ロケット噴射による独特の浮遊感が大きな特徴。移動速度が結構速いので、最初のうちは行き過ぎたりして戸惑ったが、慣れればかなり自由度の高い行動をとることができて実に快適。勿論、探索アクションであるから地形や仕掛けもこのロケット噴射を活用するべく設定されており、ロケット噴射を使いこなして先に進む手応えもしっかり楽しめた。
 また、敵は基本的に物量作戦で攻めてくるのでいちいち相手にしていたらきりがないし、併せて道中には様々な罠も用意されている。ここでもロケット噴射が大活躍で、ショットで敵を倒したり罠を避けつつロケット噴射で突き進むという疾走感もまた楽しいものがあった。
 このように、道中のマップ構成は敵の真っただ中を突き進む場面と、ロケット噴射での移動を活用する場面が明確に分かれており、狙いが分かりやすいのが好印象であった。公式の想定クリア時間(恐らくNORMAL)は3〜5時間と、各エリアの広さや全体の規模も丁度良い感じ。各エリアで特定の端末を操作すると隠し部屋を含めた全体マップが表示されるのは、探索の大きな助けになった。パワーアップアイテムいくつかは見つけにくい場所にあったもののも基本的には素直な配置で、さほど苦もなく全て見つけることができた。この辺り、必要以上の労力をプレイヤーに強いることなく探索を楽しんでもらおうという製作者の意図が見受けられた気がする。
 ASTRO PORTの作品設定は全て同じ時間軸上でなされているが、この作品は「STEEL STRIDER」の前という設定。ゲーム中には「STEEL STRIDER」の自機であるジェミニや、「ZANGEKI WARP」の自機と同じ能力を持つ敵も出てきたりと、ファンサービスが心憎い。

 武器にヒットポイントが設定されているのは、結構評価が分かれるかもしれない。個人的には、進行が阻害される大きな要因だったので、あまり快くは思わなかった。使える武器が限られているので、それが使用不能になるとたちまち立ち往生してしまい、回復するまで足止めを喰らってしまう。高難易度ではそれが顕著に表れて、プレイ内容が冗長になりがちであった。もちろん攻撃を喰らわなければいいのだが、なかなかそういうわけにはいかず歯がゆい思いをさせられること頻りであった。とはいえ、それが緊張感を生んで漫然としたプレイになりにくくなるという面ではそういう調整も有効ではあるのもまた確かではある。

 難易度はNORMAL→INSANEとプレイ。クリア時間はNORMALで3時間、INSANEは8時間。INSANEはやはり武器のヒットポイントが無くなって立ち往生という場面が多くて時間が間延びしてしまった感が強い。あと、これまたASTRO PORTお馴染みのHARD以上で登場する真ボスはやっぱり強くなかった。
 その後、NORMALをタイムアタックしてみたら、1時間40分でクリア。規模的にタイムアタックに丁度良いかもしれない。ただ、プレイ中は経過時間が一切表示されないので、本気で詰めるとなると時間を把握する手間が大変かもしれないが。この辺り、経過時間が表示されても良かったのではないかと思った次第である。


氷室 万寿 |MAIL
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