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2017年11月05日(日) 「シルバー事件」のこと

 連休中に延々プレイしていた「シルバー事件」(GRASSHOPPER MANUFACTURE)の感想を。

 架空の都市「24区」の警察署である24署の凶悪犯罪課と、伝説の事件「シルバー事件」の犯人であるウエハラカムイとの数奇な関わりを描いたアドベンチャーゲーム。
 フィルムウィンドウという独自の表現形式が特徴。場面に応じて様々なウィンドウが様々な大きさ、位置、内容で表示され、躍動感のある表現を演出している。

 原版のPS版を発売当時にプレイしており、その時は突飛な終盤の展開に理解が追い付かなかった記憶がある。しかし、それでも不思議とこの作品に大きな魅力を感じており、作品名はずっと記憶の片隅に残り続けていた。
 その作品がSteamでHD版としてリメイクされたとのことで、遅ればせながらプレイしてみたわけだが、なるほどこの刺激的な内容であれば魅了されるのも納得。また、フィルムウィンドウが今でも洗練された感じがすることに、当時いかに斬新であったかを思い知らされた。そして、当時は突飛とも思われた終盤の展開にも、今回は何とかついていくことが出来た。とはいえ、やはり突飛であるという感想に変わりは無いが。
 いわゆる須田ゲーと呼ばれる、人は選ぶがはまる人には考察が捗る作品のようであるが、その辺りについては深くは突っ込まず他の方々に任せることにする。設定や文章、構成など作品全体に漠然とだが感じている、洒落ているがどこか常軌を逸した狂気的な雰囲気が、須田ゲーの魅力なのであろうか。

 「過去を殺せ」というのがこの作品の鍵となる言葉だが、今回プレイして殺すとまではいかなくても、原版をプレイした当時の自分に一区切りつけることができた。


氷室 万寿 |MAIL
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