雪さんすきすき日記
リサイクル戦術シミュレーション『リサイクルプリンセス』 倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
DiaryINDEXpastwill
「ときのあくま」攻略はこちら  「東方戰騎譚」エキスパート攻略はこちら  考察のようなものはこちら
自己紹介はこちら  リプレイはこちら  動画はこちら(完成版体験版)  Twitterはこちら


2017年04月14日(金) 続^4・「たわーおふぇんす!」のこと

 今年の花粉症は終わった様子。

 「たわーおふぇんす!」(大雪戦)の感想を。
 非力な主人公を操作して、味方ユニットを増やしながら戦っていく、タワーディフェンス要素の強い2Dアクション。世界観は同サークルのリーサルシリーズと共通している。
 操作は左右移動とジャンプ、味方ユニットの上げ下ろしと発進。
 主人公の「わたし」は地軍の試験兵器。自身は一切の攻撃ができないが、停止している味方ユニットにエネルギーを供給することで、その兵器を起動させることができる。そして、それら味方兵器の攻撃で敵との戦闘を行う。また、敵を破壊して停止させたものでも、エネルギーを供給すれば味方となる。
 味方兵器は持ち上げる、その場に下す、前方に発進させるといった操作が可能。味方兵器は持ち上げていく度に塔のように高く積み上げられていき、より上方への攻撃や面としての攻撃が可能となる。また、味方兵器の上には乗ることができるので、攻撃だけでなく足場としても活用できる。
 味方兵器の種類は多く、攻撃の種類も通常のショットから近接、誘導など様々。また、攻撃だけでなく隣接した味方の防御力を上昇させたり、攻撃力を上げる、体力を回復させるといった補助系の味方も登場する。
 道中面は出口に到達すればクリアだが、出口を守るゲートディフェンダーという敵が必ず出現するので、それを破壊しないと出口に到達できない。5面ごとにボス戦となり、そこではボスを倒すとクリア。

 大雪戦らしい、敵の力を上回る力で押していく内容だが、今回は数こそ力というシステムになっている。弱い味方兵器でも数さえ用意すれば立派な戦力となり、さらに、高く積み上げることで攻撃の範囲が線から面に広がり、そこに補助系の味方を組み入れていくことで戦いの幅が広くなっていく。高く積みあがった味方が前進して敵を殲滅していく姿が実に頼もしい。
 また、足場としての味方の活用方法も考えどころとなっている。高い場所に戦力を連れて上るのに、いかに効率よく足場を築くかを求められる場面は多い。大体はアルスノーブルを等間隔で前進させておけばいいのだが、時間によりクリア時の評価が変わるので、手際よく行う必要がある。後半になると、足場の無い場所を前進している味方に乗って渡る場面もあり、もちろん途中では敵の攻撃にもさらされるので、戦力もきちんとした準備が必要となる。この辺り、タワーディフェンスとアクションがうまく融合しているように思えた。
 ただ、突き詰めていくと強力な味方はアルスブレードやアルススイーパーのように限られて、特にボス戦ではそれら強力な味方の使用の有無で難易度は大きく変わる。攻略が進むにつれて、アルスブレードの独壇場になっていった感は否めない。

 物語的には、リーサルシリーズの番外編的位置付けで、地軍の試作兵器だったはずの「わたし」が、大廃棄場で落とし物の主を探しているうちに、何故か空軍の士官たちと関わる羽目になってしまうというもの。イーピスといったお馴染みのキャラクターも登場。そして、やはりというか、結果的にというか、最後にはとんでもない強敵が登場するが、この辺りで「リーサルオペレーション」との関連も楽しめる。

 今作も大雪戦らしい個性的なシステムで力押しの楽しさを味わう内容となっているが、個人的にとても大きな不満点が2つ。
 1つは、浮遊大陸落下点の3面の調整があまりにも雑なこと。細長く渦を巻いた通路を中心に向かって進んでいく面なのだが、一発死の敵の動きに左右されすぎて、真面目に攻略するのが馬鹿馬鹿しく思えて仕方ない。その他の面がきちんと攻略が結果に反映される分、この面の酷さが全てを台無しにするくらい目に余る。
 もう1つは、面クリア時の評価。評価はクリア時間と味方兵器の体力×数から算出されるスコアの合計で行われ、その評価によってエネルギーの最大値が増える量が変化する。したがって、この評価は攻略上非常に重要な要素なのだが、それにも関わらず評価の基準が曖昧であり、その結果に納得がいかない場面に多々遭遇させられた。今までのリーサルシリーズは評価の基準が非常に明瞭だった分、この作品の不明瞭さが余計に目に付いた。
 システムの独自性など作品の内容は決して悪くは無いのだが、この2つの不満点により、私との相性はかなり悪い作品となってしまった。

 それでも一応クリアまでは到達。真のエンディングが用意されているようだが、そこに至るまでの攻略をする気にはとてもなれず、情報待ちである。

 真のエンディングの条件は、何のことは無い。最終面で追ってくるボスを破壊するだけであった。とはいえ、体力が非常に多いので、イーピスのレベルを上げるのと、4面の出口上に隠されているエネルギー5000の仲間を使って体力を地道に削っていくしかない。幸い、ミスしても敵の体力は戻らないので、あとは残機勝負となる。


氷室 万寿 |MAIL
DiaryINDEXpastwill