雪さんすきすき日記
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2017年02月21日(火) 続・「アイサルビア」のこと

 なんと誕生日。

 「アイサルビア」(アリスブレイズ)の感想を。
 攻撃による瞬間移動が特徴の2Dアクション。
 操作は移動と剣による攻撃とジャンプ。入力した方向に扇状に範囲が表示され、そこに敵やアンカーがいるときに攻撃をすると、それらの近くまで瞬間移動して攻撃を行う。瞬間移動した先の範囲に敵などが存在すれば、連続して瞬間移動が可能。ジャンプは2段までで、押しっぱなしで滞空して落下速度を遅くできる。
 この剣による瞬間移動とジャンプを駆使し、敵や罠が配置された地形を走破してゴールまで到達するのが目的。ボスがいる面はボスを倒すとクリアとなる。敵や罠の攻撃を受けて体力が無くなったり、溶岩など一発死の地形に落下すると、中継地点からやり直しとなる。クリア時には、クリアまでの時間、被ダメージ回数、死亡回数で評価される。

 派手な斬撃音と共に俊敏な動作をする瞬間移動の痛快さが実に独特で、中毒性も高い。また、入力方向に表示された範囲に敵を補足さえすれば、あとは攻撃ボタンを押すだけで瞬間移動できるというシステムの簡便さも大きな魅力である。後半になると、連続して瞬間移動してくださいと言わんがばかリに敵やアンカーが配置されており、そこを高速で駆け抜ける快感はこのシステムならでは。感覚としてはワイヤーアクションに近いが、より俊敏に、より簡便に楽しめるようになったシステムといえるかと。
 評価をクリア時間とし、敵を倒すべき存在というよりも移動手段とした調整は、この疾走感溢れるシステムを活かす上でとても正しい方向性であると思う。また、ボス戦も、瞬間移動で接近た後は被ダメージ覚悟で斬りまくるだけという単純で割り切った内容となっていることにも注目したい。巨大なボスを登場させて、攻撃もいろいろと種類を用意しているのであれば、それらを存分に動かしたいというのが作り手の思惑だと思うが、そこをあえて疾走感のある展開を優先させてこのようにしたのは、大変な英断のように思えた。

 評価は下がるがミスが何度でも許されるので、クリアするだけならそれほど難易度は高くない。しかし、そこで終わらせるのは勿体ない作りであり、実績に挑戦するとこの作品の真の姿が見えてくる。実績は、クリア時間と評価の2種類に大別されるのだが、どちらも狙おうとするとそれほど単純でないことを思い知らされた。クリア時間については堅実で迅速な移動だけでなく、いかに近道をするかも大事になってくる。ここで、大幅に時間が短縮できる近道が実はかなりの数用意されており、それを発見する度にこのシステムの幅の広さにとても感心させられた。また、評価の方も被ダメージを抑えるべくパターンの構築が要求され、こちらもまた違った面からこのシステムの魅力を感じ取ることができた。攻略を重ねてクリア時間を短縮していくほど、システムの奥深さと敵配置の妙を楽しませてもらえる内容であった。
 ただ、タイムアタックという性質上やり直しが多くなるので、メニューにリトライの項目は欲しかった。現状ではマップの選択にまで戻らなければならないので、この点は煩わしさを感じた次第である。

 瞬間移動の疾走感から得られる面白さは独自性も完成度も高く、アクション好きとして高い満足度が得られた作品であった。

 実績は全て取得。タイムアタックの性か、序盤の方が時間制限が厳しかった。後半になると、被ダメージを抑えてクリアする方が難しかった。

 なお、昨日から挑戦していたノーダメージで時間実績達成の動画は、早くも最初のボスで頓挫。ボスをノーダメージでなおかつ短時間で倒せるように調整されてないので、諦めた。


氷室 万寿 |MAIL
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