雪さんすきすき日記
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2016年07月27日(水) |
続々・「グレナサクリファイス」のこと |
「グレナサクリファイス」(魔法装飾図)の感想を。
邪神ゲルベティスが脅威となる世界で、邪神を倒すべく志願した主人公の活躍を描いたノンフィールドRPG。 8種類のクラスから1つを選んだ後は、主人公は一本道をひたすら前進する。途中で敵に遭遇した場合は戦闘となる。30歩歩くとその面のボスとの戦闘となり、倒すと次の面に進むことができる。全8面で、最終面のボスが邪神ゲルベティスである。 戦闘は1対1のターン制で、剣や魔法といったアイテムを選択して攻撃、あるいは補助アイテムや回復アイテムを使用することができる。アイテムは使用回数に制限があり、0になると壊れてしまう。ただし、攻撃用アイテムは最後の1回になると威力が3倍となり、壊れたときには信仰点が入手できる。敵の体力を0にすると勝利で、入手した経験値が溜まるとレベルアップをして最大体力が増える。主人公の体力が0になるか攻撃手段が無くなるとゲームオーバー。 道中には敵以外に商人、宝箱、神殿がある。商人はその面の前半と後半に1回ずつ登場し、最大体力と引き換えにアイテムを購入できる。宝箱は道中1回のみの登場で、アイテムがランダムで入手できる。神殿は15歩目に登場し、信仰点と引き換えに主人公の能力を強化できる。最大体力以外の強化は神殿のみで行える。また、敵との戦闘時以外はアイテムを神に捧げることで体力を全快することができる。
一本道をアイテムを駆使して活路を開く、ノンフィールドRPGとしては基本的な内容。アイテムの最後の一撃が攻撃力3倍というのと、アイテムを壊すことで主人公の強化に繋がる信仰点が入手できるというところが作品の特徴。 最後の一撃は使いどころが決まると非常に強力で、特にボス戦までに綿密にお膳立てをしてそこで威力を発揮したときは極めて痛快。また、信仰点を稼がないと主人公の強化ができないので、積極的にアイテムを壊していく戦い方になるところも独特な印象を受けた。信仰点による強化も重要だが、最後にはアイテムの組み合わせがものを言う調整で、属性攻撃アイテムとその強化アイテムを組み合わせればかなり楽に攻略できる。この辺りは運も必要。 あと、商人の「お代は命で結構よ」という物騒な台詞がとても印象的。確かにその通りであり、命を削って活路を開くためのアイテムを手に入れるシステムに、資源配分の重要さを切実に感じられた。
プレイしていて気になったのが、展開の平坦さ。どの面も神殿を挟んで前半と後半に敵が2体くらい登場し、最後にボス戦という展開が最後まで変わらない。また、属性を突く戦闘システムなので敵もボスも短期決戦になりがちであり、それほど印象に残る敵もあまりいなかった。ラスボスを倒しても淡々とスタッフロールが流れるだけで、この辺りもやや寂しいと感じたところ。
アイテムを壊れるまでどころか壊れてからも活用するというシステムで、いかにアイテムの回転率を上げるかを考えるのが楽しい作品であった。アイテムの入手には運も絡むが、資源配分を考えた末にその運を味方につけたときの気持ちよさは格別であった。
今日は最高難易度のimpossibleを勇者でクリア。基本的な能力が低いので、その面に効果的なアイテムを引けなった時点で詰むことが普通に起こる。その引きを当てるべく11回目のプレイでクリア達成と相成った。
これでこの作品は一段落とする。
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