雪さんすきすき日記
リサイクル戦術シミュレーション『リサイクルプリンセス』 倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
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2016年05月22日(日) 「ViseRest」のこと

 9時頃起床。溜まったシャツにアイロンを掛けて、布団を干して、「ViseRest」(832carnival)をプレイ。

 魔術師が迫害される世界。報復を図った魔術師達が悪魔を召喚するも、返り討ちに遭ってしまう。奇跡的に助かった召喚師のストラは、悪魔が跋扈する絶体絶命の窮地からの脱出を図る。

 タワーディフェンス系のRTS。ストラを操作して使い魔を召喚し、敵の拠点を破壊するのが目的。
 操作はストラの左右移動と、クリックによる悪魔の召喚や魔法の使用。面構成は横視点で左右にスクロールする広がりを持ち、開始時にはストラが左端、敵の拠点やボスが右端に位置する。ストラが敵の拠点やボスを倒すと面クリアで、ストラが攻撃を受けて体力が無くなると敗北。
 画面下のアイコンをクリックすると、対応する魔力を消費して使い魔の召喚、ストラのレベルアップ、魔法の使用が可能。魔力は時間で回復し、ストラがレベルアップすると魔力の回復速度と上限が上昇する。ここで、使い魔はストラのいる位置から出現するので、ストラの位置が実質的な最前線となる。敵の魔物は拠点やボスから出現し続けるので、こちらも使い魔を召喚して魔物と戦わせていく。また、魔法はストラと仲間2人の計3種類が使用可能で、敵の行動速度低下、ストラの体力回復、画面内の敵全滅と補助的な役割を果たす。ただし、魔法は使用する毎に消費魔力が増えていく。
 各面をクリアすることで魔力を得て、それを配分することで使い魔の強化や新たな使い魔の召喚が可能となる。

 最初は魔力不足で押されてしまうが、使い魔を適時召喚して時間を稼ぎ、その間にストラをレベルアップさせて戦力を増強していく。ストラの位置が実質最前線なので、徐々に右端に進めるようになることで敵より優勢であるというのが直感的に分かりやすい。インプやケルベロス、サキュバスなどの使い魔の、不気味さと滑稽さが共存した独特の容姿が印象的である。
 ゲーム中もデモ画面もフルボイスで、SpriteStudioによるキャラの滑らかな動きと声優の熱演によって見ごたえも聞きごたえも十分。物語も、明るく前向きなストラの活躍を描いたものと思いきや、そこには重い過去があったりと、起伏のある展開が楽しませてもらえた。ストラが背中に背負っている、魔物を召喚できる本のバルメギドが実にいいキャラクターで、上手く話を引き締めてくれた。

 序盤でストラをレベルアップさせるための時間稼ぎが重要であり、ストラを囮にして敵の攻撃を空振りさせ、足止めをするという手段が有効。これに気付いたら攻略が非常に楽になり、HARDまで一気にクリアすることができた。使い魔は6種類いるが、最終的には4種類しか使用しなかった。
 全面全難易度クリアしたので、一段落とする。

 もう1本、「盲目の剣士」(PhansTech)をプレイ。
 各々の事情により盲目となった3人の剣士が、目を治す聖遺物があるとされるダンジョンに挑むRPG。
 2Dダンジョンのシンボルエンカウントというシステムだが、主人公が盲目が故にマップの視界が自機の周囲に限られるというのが特徴。プレイヤーは限られた視覚的情報と、聴覚的情報を元に敵の位置を把握しなければならない。
 戦闘は一般的なコマンド式だが、ここでも盲目なので敵の姿がおぼろげにしか見えない。更に、敵だけでなく味方にも攻撃を当ててしまう場合も生じる。また、TPというパラーメータがあり、この値が少ないとスキルが使用できなかったり敵へのダメージが減少してしまう。TPは敵の攻撃を受けたり防御することで上昇するが、敵のシンボルに対してSHIFT+Zで先手を仕掛けることによりTPが100%の状態から戦闘を開始できる。

 難易度により視界の広さが決められており、HARDでは自機の周囲すら見えないという状況。まだ見える程度のEASYでプレイしたが、どうにもならなかったので諦めて通常のRPGと同程度の視界となるTOP VIEWでプレイ。作品の意義を無視してしまうが、プレイを諦めるよりはましと自分に言い聞かせる。
 視界が悪いせいかマップはあまり広くはないが、戦闘で先手を取らないと非常に分が悪くなるので、一歩一歩を慎重に進む必要が出てくる。また、戦闘も攻撃力の高いスキルを普通に味方に当ててくるので、まったくもって気を抜けない。味方に攻撃を当てない武器を装備することで通常攻撃の同士討ちは回避できるが、スキルはその影響を受けなかった。
 視界の狭さとシンボルエンカウントを組み合わせたシステムは面白いが、同士討ちで仲間がやられてしまう頻度があまりにも高く、しかも街に戻らないと復活できないので、運が悪いと中途半端な場所で戦力の立て直しが効かなくなる。さらに、街に戻る手段も歩いて戻るか全滅するかの二択であり、歩く速度も盲目という設定からとても遅いため、全滅した方が早い場合も多々。攻撃力の高いスキルだと一発死も普通にあり、この同士討ちのせいでプレイ中はかなり鬱憤が溜まってしまった。せめて、味方の攻撃をしない武器を装備したらスキルも同士討ちしないようにして欲しかったところである。
 主人公は3人で、それぞれオープニングと2体の中ボスを倒した後、エンディングでそれぞれの物語が語られる。どの物語も様々な事情を抱えており興味深く、先を見たくなる原動力としては十分。音声もふんだんに使っており、街の中の喧騒などは店の位置を示す情報も兼ねていて実ににぎやかなのが面白い。
 3キャラのエンディングを見たので、ここで一段落。何故か最後の階層にレベルを上限まで上げる場所があったので、そこまでたどり着けば実質的にはクリアであった。


氷室 万寿 |MAIL
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