雪さんすきすき日記
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2016年03月08日(火) 「キリサメエスケープ」のこと

 今日は5月並の気温まで上昇。しかし、3月という理由だけで頑なにセーターを着ていた。

 今日は「キリサメエスケープ」(GEN)をプレイ。
 様々な場所に押し入って勝手に持ち出した品々を、追っ手を振り切って持ち去っていく魔理沙が主人公の東方二次創作横STG。
 操作は移動とショット、低速、レーザー、スペルカード。レーザーはゲージを消費して無敵+弾消し。スペルカードはスペルカードを消費してマスタースパークを照射する。レーザーやスペルカードで消した敵弾やボスの体力を0にしたときに画面内にあった敵弾はアイテムに変換され、アイテムを集めることでショットが強化される。品物を持ち出した場所に関係する東方キャラが追いかけてきて1対1の戦いとなり、倒すと面クリアというボス戦主体の面構成となっている。
 持ち出した品は1回だけ被弾を防いでくれるが代わりにその品を手放してしまい、被弾せずに相手を倒したときに限り持ち去ることができる。持ち去った品々は、全面クリア後にボーナスとしてスコアが加算される。品物を手放した状態で被弾すると残機が減り、残機がなくなるとゲームオーバー

 敵が画面右から出現し、自機のショットも画面右に向かって放たれるのは横STGとしてはごく一般的だが、背景が左から右にスクロールしていくことで、魔理沙が追っ手から逃げていく様子がこれ以上無く明確に演出されている。背景のスクロール方向1つでこうも雰囲気が変わるものだということに大きな衝撃を受けた。
 そして、面開始時のデモが実に愉快。魔理沙がアリス邸や紅魔館、白玉楼に強行突破を含むあの手この手で進入しては一騒動起こして逃げていく一連の流れは、東方二次創作漫画でよく見受けられる展開だが、それを限られたキャラの動きと効果音で見事に再現しており、とにかく楽しい。前作「東方降魔叫」のキャラの動きも活用しているところがまた上手い。
 一方で、ゲーム展開はボス戦のみというのがやや寂しいと感じた次第。本家のスペルカードを横STGで再現しているのはそれはそれで面白いものの、全面その展開というのはやはり抑揚に欠けるというのが正直なところ。1面の導入部でアリスの人形が多数追いかけてくる場面が唯一横STGの道中らしさがあり、その場面に対してシステム的にも演出的にもより大きな可能性を感じられた。個人的に、「ギャロップ」のシステムと相性が良さそうに思えた。

 システムは一般的な横STGなのに、スクロール方向を変えるだけでこうも雰囲気が変わることに驚きを禁じえなかった。「東方降魔叫」もそうだったが、こういう着眼点にはひたすら感服。

 2面のパチュリーがサイレントセレナで弾を沢山出すので、そこでレーザーとスペルカードで弾を消しまくれば、ショットの強化を早めることができる。また、ショットのレベル上昇時と面クリア時にスペルカードが1枚追加されるので、各面それに合わせて敵弾の多いところで使用すればさらに強化が早まる。これに気づいたら、攻略が大分楽になり、最終的に全面被弾無しで全ての品物を持ち去ることができた。
 ただ、バグで最終面の品物だけはスコアや実績に反映されないのが至極残念。


氷室 万寿 |MAIL
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