雪さんすきすき日記
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2015年09月14日(月) 「エンドレスシラフ」のこと

 今日は「エンドレスシラフ」(エンドレスシラフ)をプレイ。
 8本のミニゲームが収録された作品。各ミニゲームはタイトル名でありサークル名でもあるエンドレスシラフを捩ったもので、内容もその捩りに即している。
 ランダムモードではランダムに選ばれた3つのミニゲームを連続してノルマを達成することでエンディングを迎え、ノルマを達成できなければその時点でゲームオーバー。エンドレスモードではミニゲームを選択してプレイすることができ、ノルマも無い。

 キリンの首にブラシを掛けて首を伸ばす。私の過去30年のゲーム暦において、キリンの首を伸ばすことを目的としたゲームをプレイしたことは無かった。非凡な題材が及ぼす衝撃、破壊力、相当なものである。
 パエリアとチャーハンを排除して、ピラフのみ食べさせる。パエリアもチャーハンも美味しいのに何故あえてピラフだけを選ぶのか。しかし、プレイすれば分かる。このゲームにおいて「何故」は意味を成さないことを。理由を考える暇があったらひたすら高得点を目指す。なんと気持ちの良いことか。
 非凡な着眼点の素材に演出でノリと勢いを加え、馬鹿馬鹿しくも真剣になれる内容に仕上げる。実に見事な手腕であり、この感性をいつまでも大事にして欲しいと切に願う。

 奇抜な題材が多い中で、エンドレスジャンプやエンドレスオークの一般的な内容には違和感を覚えるだろう。何故このゲームだけ一般的なゲームの様相を呈しているのか。しかし、全部が全部奇抜だったら、それは奇抜ではなく普通になってしまうのである。このような一般的な作品を入れることにより、他の作品の奇抜さがより目立つというもの。カタログとかでも他を引き立てる商品を入れて全体の売上を伸ばすというのは常套手段である。

 不満点は操作系。作品によってキーボードで操作やマウスで操作、両方使用というのが入り乱れており、作品によってそれぞれ対応が必要となる。その対応への煩雑さもさることながら、次はこのゲームだからこの操作系という事務的な思考を挟むことが、ゲームの流れに水を差すような気がしてならないのである。「ビシバシチャンプ」のようにボタン3つで全てのゲームをプレイさせるというのが、このようなミニゲーム集の操作系の理想形であろうかと個人的には思う次第である。

 とにかくキリンの首を伸ばす、とにかく芝を刈る、とにかくお酌をする。理由とか難しいことはいい。とにかくそうしろ。それが楽しいんだ。そう思うだろ?そんな説得力に満ちた作品であった。


氷室 万寿 |MAIL
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