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2014年06月11日(水) 「弾幕アマノジャク」のこと

 究極反則生命体になった。


 先日の日記ではノーアイテムクリアを断念したとほざいていたが、せめて5-2だけはクリアしようと密かに続けていたのであった。で、そのまま全面ノーアイテムクリアまで何とか到達できた。とはいえ、その道程は平坦では決して平坦なものではなく、特に10-7と10-4は運が大きく絡むためやる気を維持するのが非常に大変だった。しかも、Twitterで「スマン、あれはウソだった…」というネタをやりたいというただそれだけのために、挑戦し続けていることを表に出さなかったことから、正しく己との戦いであった。

 ノーアイテムクリアは、5-2,9-1,10-4,10-5,10-7の残り5面からが本番であった。いずれの面も操作精度と運の両方を要求されることから、攻略に際しては運の要素をどれだけ減らすかと、運に影響されない場面をどれだけ完璧にするかに注力した。
 運の要素を減らすというのは、例えば以下のような事例が挙げられる。
・5-2の矢弾は高速と低速が入り混じっていることから、切り返しで高速移動した直後にほんの少し止まることで、それまでの高速弾をやりすごして避ける頻度を下げる。
・10-7でレーザーのパターンを場数を踏むことにより、安全な場所を見極めやすくする。
 運に影響されない場面を完璧にするかというのは、9-1の丸弾避けや10-4の回転、10-5の3波目以降などが相当するが、当たりのパターンを引いた際にそれをどれだけ高確率で活かせるかという点で極めて重要となる。

 ともあれ、残り5面の攻略に際しては、単に技量を磨くだけでなく、いかにして生存確率を上げるかと考えることも非常に多かった。そして、その思考作業が結果に結びつく過程に大きな手応えを感じられた。特に、10-7や10-4は攻略初日ではまるで歯が立たなかったものが、検討を重ねることで徐々に繋がる場面が増えていくことで、自信とやる気に大きな影響を及ぼした。
 あと、やる気を維持するという点では「リーメベルタ」にも非常に助けられた。運も絡む「弾幕アマノジャク」を繰り返しプレイした後に、回数を重ねれば確実にスキルアップの手応えが得られる「リーメベルタ」は、気分転換に大きな役割を果たしてくれた。
 そして、一番効果があったのが、集中力が持続する時間に限定してプレイすること。私の場合、5-2を4〜5時間ぶっ続けでプレイしてまるで上達しなかったことを反省し、集中力が続くのは大体1日1〜2時間が限度であることを把握してそれを超えたらその日は切り上げるようにした。集中力が低下してからプレイを続けても結果は出せないし、それが自信の喪失にも繋がるので、日数は掛かっても一日一日を集中してプレイしたことが結果的にノーアイテム全面クリアを今日の時点で達成できたのではないかと思っている。

 リトライ回数が3桁を超えた面は次のとおり。
・2-4:131回
・2-5:149回
・5-2:3,361回
・5-5:105回
・6-5:182回
・7-4:394回
・8-6:401回
・9-1:597回
・10-4:1,788回
・10-5:368回
・10-7:1,413回
・10-9:121回
 5-2が飛びぬけて多いのは、それまで切り返しというものをまるで理解していなかったため。今作でようやく切り返しの理屈を学ぶことができた。

 プレイ時間は54時間弱。5-2挑戦までは20時間未満だったので、残り5面にどれだけ苦労させられたかが良く分かる。


 そして、リプレイのページに全面ノーアイテムクリアのリプレイをアップ。これで本当に「弾幕アマノジャク」は一段落である。

 しかし、全面ノーアイテムクリアを達成しておいてこう言うのも何だが、ノーアイテムクリアは程々にしておいた方が精神衛生上は良かったかと。実力だけでなく運の絡む面は先の見えない戦いにひたすら挑むものであり、少しでも上達の気配が見えないと続けるにつれて精神的に参ってくる。私も10-4は本当にクリアできるのか、もしかしたら最後の1面で挫折するかもしれないと、かなり不安な日々を過ごす羽目になった。
 公式の作品だから高難易度の弾幕に挑戦する気になったので、二次創作だったら端から投げていたことであろう。


氷室 万寿 |MAIL
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