雪さんすきすき日記
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2014年01月06日(月) 「SightSenmaike」のこと

 仕事始め。昨年のうちに届いていた試料のおかげで初日から通常営業。

 一昨日より「SightSenmaike」(Northern Mind)を開始。

 人間と精霊が共に暮らす21世紀の日本。精霊達は「幻視の光」を糧に、人々に様々な景色を魅せてくれる。そんな素敵な精霊達に憧れを抱く主人公の布瀬 映実は、幻視の光を宿した懐中電灯を手に飛び立つのであった。

 この作品は弾幕横STG。主人公の布瀬 映実を操作して精霊達に会い、彼女達の「旬」を味わい尽くすのが主な目的となる。
 プレイヤーの武器はショットとチャージショット。ショットは高速移動で拡散、低速移動で集中となる。チャージショットは電池を消費して撃つ溜め撃ちで、攻撃力が高いだけでなくボス戦で重要な役目を果たす。また、電池1本を消費しての溜め撃ちであるオーバーロードは全画面攻撃。任意で撃てるが、電池が最大値(2本)まで溜まっていると、被弾時に自動で発動する。電池は敵を倒したときに出現するアイテム等で回復する。
 また、この作品には残機の概念が無く、代わりにあるのがポジティブ度。ポジティブ度は敵を倒すと上昇し、被弾すると減少する。そして、道中やボスを倒した後に設定してあるチェックポイントを通過したときに規定のポジティブ度以上であればそのままゲーム進行、規定に足りなければそこでゲームオーバーとなる。また、ポジティブ度はゲームランクにも影響し、ポジティブ度が上昇するごとに敵の攻撃も激しくなる。なお、EXPERTモードでは規定のポジティブ度を下回った時点でゲームオーバーとなる。
 道中は通常の横STGだが、ボス戦は通常の弾幕以外に「旬」という独特の要素がある。ボスの行動中にショットを受け付けなくなる時がそのボスの旬であり、そこにチャージショットを当てると旬を味わったことになる。このとき、スコアとポジティブ度が大きく上昇する。旬が現れる条件は開幕やボスの残り体力、ポジティブ度など様々である。なお、ボスの残り体力に応じて通常弾幕も変化していく。
 地域密着型弾幕STGと銘打ってあるとおり、富山を題材にした内容のようである。タイトルのSenmaike=せんまいけも富山の方言である。

 道中、ボス共に癖のある攻撃が多く、攻略中は結構滅多打ちにされながら先に進むこととなる。さらに、ポジティブ度を下手に上げると一気に敵弾の密度が高くなって即被弾という目に遭うのもざらである。それでも、ポジティブ度のシステムのおかげでチェックポイントを通過するときに規定値に達していればいいので、ここさえ抜ければと頑張れるシステムなので前向きに取り組む気になれる。被弾しまくってポジティブ度が低くなっても低いなりに最後まで進行できるし、敵の攻撃を把握すれば攻撃が激しくなっても対処可能となり上達の度合いが感じられるといった具合に、腕前に応じた手応えを感じさせてくれるのも達成感に直結してプレイし甲斐がある。
 そして、この作品の特徴ともいえる旬は、要は特定の場面でボスに溜め撃ちを撃ち込むことなのだが、スコアやポジティブ度が上昇するだけでなく、特定の旬を味わっていないと出ない旬があったり、旬を味わうことで攻撃の回避や激化といった攻略的要素もあり、ボス戦に深みを与えてくれる。旬の狙いどころを掴むことで、より安全にスコアやポジティブ度を上げることができるようになると、旬を狙うのが俄然面白くなってくる。さらに、旬によっては旬限定の弾幕を見せてくれたりと、演出面でも楽しませてくれる。精霊はとても乗り気で戦ってくれるので、旬を介したやり取りが非常に気持ち良い。
 富山という土地は正直よく分からないのだが、分からないなりにこの作品を通して富山像が漠然と描けたかと。その富山像が正しいかは別として、そういう地域像を描くという楽しみ方もできるというのは新鮮である。立山を題材としたと思われる雄大な景色を背にした最終面は、演出も相まってそれがどこかを知らなくても心に響くものがあり、とても印象深かった。東方Projectよろしく設定テキストが同梱されているが、人間と精霊が共存するという独自の世界観からくる精霊の姿は、超常的な存在ではありつつもどこか人間っぽいところもあって親しみやすい。それを読んでからプレイしたら、精霊達との戦いがより楽しくなった気がした。攻略の面白さと共に、心に何かしら働きかけるといったら大袈裟だがそういうものを感じさせる作品であった。

 1面ごとにプレイ可能なので、日曜のうちに最終面まではクリア。最終面は4面クリア後に勢いで挑んで何が何だか分からないうちにクリアできてしまった。ラスボス戦はチェックポイントの規定値が1.0まで戻り、旬も多いので被弾してもポジティブ値がすぐに回復できるところに助けられたのもあるが。
 今日から通しでのクリアを目指して各面の攻略を開始。今まではポジティブ値がチェックポイントの規定値付近である2前後を行き来していたのだが、ちゃんと攻略すると6とか8とかまで上げられて自分でも驚き。そして、みたことも無い攻撃も来るので更に驚き。とはいえ、ポジティブ値が6を超えた辺りから画面を埋め尽くす弾幕に私の腕前では厳しくなるので、4前後を維持できればといったところか。
 敵の配置を把握してチャージショットの撃ちどころを決め、無理に旬を狙わず、ポジティブ値が上がったら適当に被弾するといった感じで、堅実で欲張らなければ何とかなりそうではある。
 それにしても、2面ボスの曲の中毒性が高い。この曲だけ延々と聴いていたくなる。


氷室 万寿 |MAIL
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