雪さんすきすき日記
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2012年10月30日(火) 「半魂武芸帖」のこと

 大口のお仕事が重なって、来週が大変なことに。ロケテゲームショーが近いので、手際よく終わらせたいところ。

 「月下楼情曲」最終スペルを練習するも、未だパターンが見出せず。通しでプレイしても3枚落としとあまり調子は良くなかった。幽香でプレイしても前回のハイスコアを越えることはできず。練習あるのみ。

 昨日から「半魂武芸帖」(Y^3)を開始。
 気がついたら意識が半霊に移ってしまった妖夢が、元の体に戻るべく幽々子とともに幻想郷を巡り歩いては戦いを巻き起こすアクションゲーム。
 プレイヤーキャラは妖夢の本体と半霊だが、プレイヤーが操作するのは半霊の方。操作はマウスで半霊を動かし、右クリックで妖夢を半霊の場所に移動させ、左クリックで半霊の方向にショットを撃つ。Zキーを押しながら右クリックで、半霊に向けて居合い斬りを行い、妖夢の周りで円を描くように半霊を動かすと、回し斬りとなる。攻撃にはそれぞれ特徴があり、ショットは攻撃力は低いが射程距離が無限なのと霊力回復に長け、居合い斬りは霊力を消費するが攻撃力は高く無敵時間もある。回し斬りは射程こそ妖夢の周囲のみだが、特定の敵弾を消して霊力にすることができる。
 半霊は当たり判定こそ無いものの、行動は移動と妖夢の誘導のみで攻撃能力は全く無い。一方の妖夢は半霊の誘導無くしては何もできず、さらに敵の攻撃に対する当たり判定がある。なので、プレイヤーは半霊を操作して妖夢の本体を間接的に操り、敵の攻撃を避けたり防いだりしながら敵を倒していくこととなる。
 敵との戦闘はほとんどが固定画面でのボス戦(一部持久戦もある)。元の体に戻す方法を探るべく幻想郷の様々な人物に会いに行っては、いらん事を言ったり騒動を起こしてはなし崩し的に戦闘となってしまう(主に幽々子のせい)。敵の攻撃はパターン性が強く、行動を読んで斬る、撃つ、防ぐ、避けるといった選択をとることになるが、なにしろ妖夢の操作を半霊の誘導で行うので、一般的なアクションゲームとはかなり異なる操作感覚となる。
 また、戦闘と戦闘の間には修行を行うことができる。修行は、ショット、居合い斬り、回転斬りそれぞれに応じた課題があり、達成度合いにより経験値が入手できる。経験値を消費することで、妖夢の体力や霊力といった基礎能力や、それぞれの攻撃の性能強化を行うことができる。また、課題内容が各攻撃を使うものなので、操作の練習にもなる。

 独特の操作性はさすがに最初は戸惑ったが、少しプレイしただけで、これだけ単純な操作でここまで躍動感のある動きができるものかと大いに驚かされた。誘導しての行動ということで咄嗟の行動は難しく、ある程度の先読みは必要だが、居合い斬りでは一気に間合いを詰めて渾身の一太刀を浴びせ、回転斬りで妖夢の周囲に展開される鮮やかな太刀筋で迫る敵弾を次々と切り伏せるといった大胆な動きも、細かい誘導でSTGのように敵弾を避けながら回り込み、狙いを定めてショットを撃ち込むといった繊細な動きも、マウスとボタンとの簡単な組み合わせで(慣れれば)自在に操ることができるのはこの作品の大きな魅力である。恐らく、これを従来のレバー+ボタンの操作系で行おうとすると、相当複雑な操作系になるだろうし、ここまで自由度を高くすることも困難であろう。操作こそ変則的なものの、それにより生まれる剣戟アクションの自由度の高さは新鮮で非常に愉快なものがあった。
 そして、そのアクションの魅力を引き出しているのが、数多く待ち受けるボスの多彩な攻撃。こちらの行動の自由度の高さに応じるがごとく、相手も縦横無尽に画面内を動き回っては、妖夢の周りを囲むように弾幕を張ったり、画面外からの高速での体当たりや全方位レーザーなど容赦ない攻撃を仕掛けてくる。操作に慣れていない序盤こそ翻弄されっぱなしとなるものの、操作が身につくにつれて迫る敵弾を回転斬りで捌き、あるいは半霊の誘導で軽やかにかわし、一瞬の隙を見逃さずにショットや居合い斬りを叩き込むといった、躍動感に溢れる華麗な戦いが楽しめるような攻撃が目白押し。ボスの中には画面の半分近くを占めるような巨大なキャラも登場し、小さな剣士が巨大な相手に果敢に立ち向かう展開はさらに燃えるものがある。
 難易度は恐らくある程度の能力強化を前提として設定されていると思うが、やられる度に修行を行えるので、地道に経験値を溜めて強化をしていけばかなりのところまで力押しは可能となる。また、強化を続ければ敵の攻撃を理解する余裕も生まれてくるので、諦めずに挑戦し続ければ突破口は見えてくるかと。自機の強化とプレイヤーの経験により妖夢が徐々に成長していく様は、頼もしいものが感じられる。

 単純な操作で胸が空くような剣戟アクションは、独自性が高いシステムも見事ならばその面白さを引き出す調整もまた見事。8方向移動では味わえない自由度の高さに、「愉快」という感想がしっくりくる作品であった。

 とりあえず、初回は内容を把握すべく成長させまくってクリア。終盤は攻撃を見切れずに力押しで倒してしまった相手も多いので、次回は能力強化に頼らずにプレイしていこうかと。とりあえず、最初の2人は無強化で倒せたが、咲夜さんがどうにもならなかったのでここから攻撃の強化を開始。体力や霊力はがんばれば初期状態でも何とかなるかもしれない。


氷室 万寿 |MAIL
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