雪さんすきすき日記
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2007年07月14日(土) ゲームのこと

 今日は新しいマシンを組む下調べということで、竜次氏の夏コミ新刊入稿に付き合った後秋葉へ。雨なので人出も少ないと思っていたのだが、相変わらず結構な混雑ぶりで期待外れ。マシンの方は3年ほど前に組んだきりで私の情報が非常に古いこともあり、電源とかマザーボードなど予算を超えてしまった部品が多々あり、前途多難な様相を呈している。というわけで、今日はメモリを1G×2とOS(XPPro)を購入して終了。来週にはCPUの価格改定があるので、それを見た上で最終的な構成を決めるつもりである。あと、VGAをどの程度で妥協するかも重要なところ。個人的にはRADEON X1600程度で十分なのだが。

 その後、竜次氏とバーへ軽く呑みに。バーではさほど会話が盛り上がらず、「パイレーツオブカリビアン」を思われる画像を見て「当時の英国海軍はこんな熱心ではなかった」という竜次氏の突っ込みで笑っていた程度。

 で、アルコールが丁度良く回ってきた帰りの電車の中で漸く話が弾んできた。
 先ずは、ゲームに対して経験値が向上している今こそ、昔手に負えなかったゲームを再評価するときでは無いかということ。例えば「バーニングファイト」とか(笑)。冗談はさておき、発表当時はシステムが理解できなくて攻略を諦めたゲームでも、今なら理解できるのではないかというものは少なからずあると思われる。ただ、そういうゲームは前述のとおり結構微妙な内容が多いわけで、それほどまでの労力を費やす意義があるかどうか、この文章を書いている今となっては疑問に思う次第である。
 後は、ゲームの経験値が感想に及ぼす影響について。端的に言うと、昔のゲームが良かったという「懐古的な」感想は、単に昔はゲームに対する経験値が低かった為に得られる刺激も大きくそのような結論に至ったのではないかということで、ゲームを評価する上ではその経験値を補正して評価をすることも重要ではないかということである。「東方風神録」も掠りが無いことでどうこう言っている意見が散見されるが、それは過去の作品と比較しての意見であり、経験値による影響が大きいことは明白である。その意見が無意味だとは言わないが、それだけで済ませてしまうのは前向きではない。というわけで、相対的な評価は比較対照がある分楽ではあるが、果たしてそれだけでゲームの評価をしても良いのかというと甚だ疑問であり、単純で素直な絶対的評価も必要であると思う次第である。これこそ正に言うは易し行なうは難しであるが。
 そして、最後に我々オールドゲーマーの意見をどこまで後世に伝えるべきか。今のゲームは困難を乗り越えたときの達成感よりも、直接的な快楽を得ることを主体に作成されている感がある。それ自体は別段否定することではない。ただ、その流れに付いていけないオールドゲーマーが達成感の重要性を声高々に唱えたところで、それは今のゲームの流れを阻害するだけではないのかという懸念を覚えるのである。しかし、達成感そのものは決して否定できるものでもないわけで、この辺りの按配は非常に難しいところである。

 と、いろいろ話をしたところで時間切れ。この話題については、四者会談(竜次氏、ほげ山氏、ひやむぎ。氏、私)を開いて話し合いたいと思っている。結論は出なくても、何かしら得るところはある筈である。

 一昨日に続いて硬い話で申し訳ない。歳を取ると説教臭くなるもので(笑)。あと、お酒を呑むと制限が外れ易いせいか、こういう話題になりがち。まあ、普段はゲーム日記だけど、それなりに考えることもあるわけですよ。だけど、その考えは常に前向きでありたいとも思っているわけですよ。

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 「ひとひら」2〜3巻の展開で泣いた。特に、野乃と美麗の言い合いの場面は本当に涙無くしては見られなかった。些か地味ではあるが、少なくともこの日記を読んでいる人には是非とも読んで欲しい作品である。


氷室 万寿 |MAIL
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