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2006年10月09日(月) 「ときのあくま」のこと

 「ときのあくま」(氷河期ゆきうさ)ストーリーモードクリア。いや〜、長かった。全部で150面くらいだろうか。というわけで、感想など。

 「ときのあくま」は固定画面のアクションゲーム。剣、飛び道具(溜め撃ち)、ジャンプ、ダッシュ、ブースト等を駆使して、クリア条件(ゴールへの到達もしくは敵の全滅)を満たしていくという内容。操作で特徴的なのはブーストであり、これは完全無敵の高速移動。ブーストで画面内を縦横無尽に駆け回り、敵を倒していくのがこのゲームの基本的な進め方である。固定画面アクションは展開が緩やかなものが多いが、この作品はブーストの存在でSTG並にスピード感溢れる展開が楽しめた。

 プレイしてまず驚いたのが、キャラの小ささ。固定画面アクションは見栄えを良くするためにある程度キャラを大きくするのが常套手段であるが、このゲームはその全く逆を行っている。しかし、プレイを続けていくと、主人公の移動の自由度の高さからしてこの位の大きさで丁度良いということが分かる。見た目は地味だが、この地味さがゲーム性を高めているわけで、「ゲイングランド」と同様の手法であるといえよう。また、キャラは小さいがドット絵は細かく書き込まれており、実に表情豊かである。

 で、このゲームはブーストで画面内を駆け回り、敵を間髪入れず倒し続けてクリスタル大量発生で高得点というのが楽しいわけだが、このように楽しむためにはいくつかの障壁があるように思えた。
 まずはブースト。高速移動ゆえに通常の移動に比べて制御が難しく、慣れないうちは自滅も多々ある。このブーストにいかに早く慣れるかで作品への印象も大分変わるであろう(すなわち、慣れないと全然面白く無い)。
 そしてパワーアップ。最初に5つ選んで、「グラディウス」形式でパワーアップしていく。ここで重要なのが、当然ながらどのパワーアップをどの順番で選ぶのかということ。このパワーアップの選択で、ゲームの難易度が大幅に変わる(すなわち、役に立たないパワーアップを選んでしまうと、ただ難しいだけで全然面白く無い)。まず、飛び道具は補助的な存在なので優先順位は低い。逆に重要なのがブースト周りなので、ヘイストとフェザーソードを優先的に選ぶべきであろう。ちなみに、私の場合、ライフプラス→ヘイスト→フェザーソード→エンハンスソード→ライフヒールでプレイしている。また、パワーアップにはクリスタルが必要なのだが、これは敵を続けて倒していくと多く出るので、ブースト周りを強化しておけばここでも有利になるわけである。個人的には、ヘイストとフェザーソードは固定でも良かったのではと思うのだが。
 また、剣を振っているときには他の動作ができないのも、細かいことだが重要なところ。特に、落下中に剣を振っているとジャンプができないため、そのまま落ちてミスということもある。この辺りの操作性はプレイヤーに負担を強いるので、改善して欲しいところではある。

 あと、覚悟しておかなければならないのが長丁場であるということ。最初に書いたとおり、ストーリーモードは恐らく150面くらいあり、クリアまでに40分以上かかった。そして、ミスをしたときの立て直しは困難とまではいかないが簡単でもなく、特にヘイスト無しでボスに挑むと立て続けに残機を失いかねない。この辺りの難易度設定については業務用ゲームに近いものを感じ、久しぶりにゲーセンでの攻略のような雰囲気を味わえたのだが。

 というわけで、正直なところ最初の敷居がやや高かったが、そこを乗り越えれば一転して非常に爽快なゲームに様変わり。固定画面アクションというジャンルや見た目の地味さのためか、あまりネット上では話題に上っていないようだが、もっと話題になってもいい完成度だと思う。
 公式サイトに体験版とプレイムービー(いろいろ内)があるので、参考にして欲しい。

 しかし、「ティルキッス」のときも思ったのだが、私の感想は本当に面白味に欠けるなぁ…。報告書のように無味乾燥であり、どれだけゲームの魅力を伝えられているのか不安である。

 「ティルキッス」で思い出した。オークションで出品されている品々は一体いくらくらいで落札できるのであろうか。私の場合、
・勲章:1300
・時計:3400
・剣:16000
・鎧:24000
といった感じ。いずれも早期に決着が付いた場合で、長引くと鎧など50000近くまで上がった。


氷室 万寿 |MAIL
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