小梅の日記

2003年11月30日(日) 未来へ 〜3〜

最近傾向は薄れたが、僕は何事に対しても盲目的になりがちだ。
言葉を変えれば、一つのことしか夢中になれない。
ファッション、食事、音楽、そして対人関係。
まだ生まれて20年ちょいだけど、今まで生きてきて
そういう傾向があることは感付いている。

一度思い込んだらそれに向かって突っ走る。
で、途中我に帰る。本当にこれでいいのか?と。
周りの意見を取り入れて実践、検討し
自分が正しかったかどうか確認する。
最初に突っ走っているわけだから
勿論出鼻をくじかれたこともいっぱいある。

途中我に帰る。自分が何事にも慎重である証。
慎重という言葉を使ったが、よくよく考えたら
それはただ自分に自信がないだけだったのかもしれない。

学生の頃、男女関係の悩み事で友達から叱責されたことがある。
「あいつならああなのに」「あいつはこうなのに」。
その友達はこう僕に言った
「あいつがどうこうではない。自分はどうしたいのか?」と。
そう、自分に決定的に欠けていた事。

〜自分がどうしたいのか〜

思い込みは強いくせに、いざ追い込まれると答えが出せない。
我(ガ)がないのだ。協調を重んじるあまり思い切ったことができない。
協調性があるのはいいことだが、度が過ぎれば我のない
面白くない人間になってしまう。

世に言う優しいだけの人間の本性はだいたいこんなものだろう。
優しいのではなくて、たださしさわりのないだけ。
厳しい言い方をすれば、そこに「満足できる人間関係」はない。
他の人にとってどうかはわからないが、少なくとも
僕はそう思う。

(意識的であれ無意識であれ)
平素から思い切りの良い人がこれを読んだら
ただの臆病者の告白文にしかみえないだろう。
まあ自分の性格について今更直すのは難しいかもしれないが
直すべきところは直していこうと思っている。
結果の良し悪しは別として。


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小梅