主婦な私のつぶやき。。...はるっち

 

 

人妻の裏心 1 - 2004年06月12日(土)

生命保険の外交員を始めて、もうすぐ半年になろうとする頃、

季節は北風吹きすさぶ身も凍りそうな寒い冬へと変わっていた。

外交を始めて半年といえば、今までのように上の人と一緒に回る営業ではなく、

自分一人で活動し契約をとってこなければ、給料も下がり続けていく頃である。

自分の親戚、知人関係もまわりつくし、他を開拓していかなければならない。

手当たり次第に、玄関のチャイムを鳴らしては「●●生命と申しますが・・・」と

自分を名乗るが、その場でピシャリと断られてしまうのがほとんどだった。



そんな日が何日も続いたある日、玄関の呼び鈴を押すと、返答はなかったものの

いきなり玄関ドアが開いたお宅があった。

(しめた!玄関さえ開けてくれれば、なんとかなるかも・・・)

そんな淡い期待を抱いた。

ドアが開かれ、中から顔を覗かせたのは、私と同じ年齢くらいの男の人だった。

(チェッ。旦那さんか・・・)

大抵、家計のことは奥様がしきっているところが多いため

旦那さんではわからないところがほとんどだ。

しかし、久しぶりに対面営業にこぎつけた私は、ダメモトで営業してみる事にした。

「●●生命ともうしますが、失礼ですが保険には入られておられますか?」

わからないという返事がくる事を予想していた私に、意外にもその旦那さんは

「●●●生命に定期で5千万ほどはいっていますけど」

と、金額、種類までも把握しているような答えが返ってきた。

(あら?これはいけるかもしれない。どうやって落ち着いて話を聞いてもらおうか・・・)

密かに頭の中で、作戦をめぐらし、パンフレットをかばんから取り出そうとしていると、

その旦那さんはあっさりと

「寒いでしょうし、中へどうぞ」

と、私を玄関へと招きいれてくれた。玄関先で話すのかと思いきや

その旦那さんは、「ささ、どうぞ」とスリッパを足元に置いてくれ

私をその家のリビングまで通してくれた。

(いいのかな・・・。こんなにあがりこんで・・・。)

あまりにもトントン拍子すぎて、少し怖くなった。

それでも私は、着ていたコートを脱いで、自分の脇に置いた。



「すみません。お忙しいのに、お邪魔させていただいてしまって・・・。

奥様はおでかけなんですか?」

リビングの一角にある畳の部屋で、対面で会話がはじまった。

「ええ。妻は、看護婦で今は仕事に行ってます。僕は今日は夜勤なんで

 夕方から出勤なんですよ。

 それと、保険は見直さないといけないなと思ってたし、丁度よかったですよ。」 

(そういうことなら仕方ないわね。ホントは奥さんのほうがやりやすいけど

この旦那さんも保険には詳しそうだし、いっちょ営業してみるか)

「そうなんですか、大変ですね。じゃ、早速で申し訳ないんですが、

もしよろしかったら、現在ご加入の保険証書を見せてもらえませんか?」

旦那さんは、「いいですよ」と言いながら、奥の部屋へ消えていき、

保険証書を持って戻ってきて、私に渡してくれた。

私が、その保険証書をみている間に、なんとまあ、お茶まで用意してくれた。

客人扱いのようで、少し申し訳なく思えた。

と、同時に人目にさらされない部屋に、男の人と2人でいることに

少しドギマギもした。




さて、そのお宅の保険は入院が5日目から出る古いタイプのものだったので、

入院1日目から出るものに変えさせることができそうだ。

それに、遺族年金もつけて・・・と。

世間話を盛り込みながら、営業トークを繰り広げていった。

旦那さんは、今時の保険に、ほぉーと驚いたり、なるほどと頷いたりしながら

熱心に話を聞いてくれた。

(これはいける!)

そう思うと、ますます説明に拍車がかかり、喉が渇いた。

時間が経ち冷めてしまったお茶がとてもおいしくて、一気に飲み干してしまった。

それを見た旦那さんは、

「今度はコーヒーでもお持ちしましょうね?」

と、空の湯飲みを持って、席をたとうとしたので

「もう結構ですよ。お構いなく。」

そう断ったにもかかわらず、私の後にあるキッチンへと消えていった。

(よく気がつく旦那さんだな)

そんなことを思いながら、取れるであろう契約について考えていた。

足音から、旦那さんの来る気配を感じていると、

突然!!

背後から何かが私の口をふさいだ!



なにがなんだかわからないうちに、私の口をふさいだものは

さらにギュッと堅くなった。

そして、肩をつかまれクルッと反転させられたかと思うと

畳の上に倒された。

それでもまだ何が起こっているのか、わからなかった。

畳の上に仰向けに寝た形になった私の上に、ソイツが・・・

さっきまで真剣に話を聞いてくれていた、あの旦那さんが・・・

覆いかぶさってきて、ようやく事態が呑み込めた・・・。

私はヤバイ状態だということに!!


私の口をふさいだものは、どうやら日本手ぬぐいらしい。

口をふさがれているためか

「ヤメテーーー!ヤメテ!」

と叫んでいるつもりなのに、どうやらソイツには

「ハメテーーー!ハメテ!」

と聞こえるらしい。

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人妻をそんな風におもっているなんて、間違いですから!

残念!レイプ斬り!!(BY ギター侍)



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