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■ 一夜明けて
深夜の阪急茨木市駅前、 終電で戻ってきた僕を待っていた不幸は、 ホームレスにとっては重篤なものであり、 金持ちにはほんまにたいしたことではないだろう。
今日起きて、バイト先に電話するまで、 そのことをちょっと考えていた。 今の僕にとって それはいったいどのくらい 不幸 だろう、と。
腹は立つものの、 その結果を招いたのは自分であり、 そのことを残念がったり悔しがったりしてもしかたない。
要は、 これで今の俺の計画が崩れていきはすまいか、 ということだ。 今日からすでに生活が軌道修正されなくてはならない。 辛いなあ。
こんな時間にモノレールから明るんだ東の空を眺めることが、 こんなにも自分を惨めにさせるなんて。 あー、辛い。
ところで俺はどれくらい不幸せなんだろう?
たぶん、たいしたことはないのだ。
2004年01月25日(日)
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