| 2005年01月16日(日) |
スーパーサイズ・ミー |
今日は映画ネタ。 今回見てきたのは「スーパーサイズミー」。
この映画、30日間マクドナルドのメニューを食べ続けた男のドキュメン タリーである。 といっても、アメリカにはスーパーサイズ(ポテトだけで240g、ドリン クは約2リットル!)という巨大なサイズがあるので、単純に比較はでき ないわけだが。
それでも実験前、血液、肝機能、血糖値に何の問題もなく、体脂肪率が 10%代前半だった健康体の成人男性が、たった5日間でみるみる4Kgも 太っていくのは、見ていてインパクトがある。
この映画で語られていること、 たとえば、ファーストフードに偏った食生活がどれだけ健康に悪いか、 またアメリカの公立校の給食事情が予算の問題もあって、それだけジャ ンクフードに侵されているか、そして運動をしたくない人たちが、胃を 部分切除してまで「簡単に」やせようとしているのか、という話題は、 たとえばCBSのドキュメンタリー番組を見ていると目にする話ではある が、それでも目の前でマックだけを食べてみるみる太っていき、頭痛 やらなにやら(中には勃起不全まで)身体の不調を訴えていく様を 見せつけられるのは、とても説得力があると思うのである。
そして実験をした張本人であり、監督のモーガン・スパーロックは、 この馬鹿げておかしな実験を見せつける事で、「消費肥満大国」アメ リカがどれだけ病んでいるかを見せてくれる。
そのこと自体は「ボーリングフォーコロンバイン」と一緒なんだけど、 それがより、切実に響いてくるのは、これが対岸の火事ではなく、 日本ももうかなりの割合で、ファーストフード化しているからだろう。
映画の中で、マックは子供の遊戯施設を併設し、ハッピーセットに おもちゃをつけて、ドナルドのアニメを放送することで子供に多大な 影響を及ぼしていると指摘している。 そう、この映画で監督が一貫してこだわっているのは、子供に対する 影響力である。
でも日本にマックを持ち込んだ藤田田も、昔似たような事を言っていた と思うのである。 すなわち以前の日本は、しょう油の旨味文化だったので、マックの味が 受け入れられるかはわからなかったけど、子供を取り込んで、嗜好を だんだんとご飯、しょう油からケチャップ、スナック文化に移行する のに併せてマックは業績を拡大させてきたんだと。 そして、現在の日本でも、若い世代にはご飯を食べずにお菓子しか 食べない子も相当増えてきているんじゃないのかな、と思うのである。
さて、私はというと、ハンバーガーは好物のひとつだし、ハンバーガー を食べるときにはポテトはやっぱり欲しいと思うし、その時に飲み物は ケミカルなコーラか、ルートビアが欲しいと思う。 どうせ健康に悪いなら、その時は毒を食らわば皿まで、の心境になる 訳ですな。
ただし、それはたまに食べるからおいしいのであって。 もしも、毎日ハンバーガー、しかも今では個人的にはあまりおいしくは 感じないマックを食べ続けろ、と言われたら多分一週間と持たずに ギブアップするだろう。 やっぱりね、たまに身体がほしいと思うときに食べるからうまいと思う んであって。
普段はさっぱりとしたものが欲しかったりするあたりは、やっぱり年の せいなのか、まだまだ日本伝統の、しょう油、だし文化を引きずって いてよかったー、って感じなのかもしれない。 でも、俺はハンバーガーは食べないし、って人もラーメンばっかり 食べてたら似たようなものなのかもしれないけれど。残念。
ちなみに、映画を見た直後に食べたのがこれ。
映画館のすぐ近くにあるメイプルリーフってお店の炭火焼チェダーチー ズバーガー。 飲み物は一応、気をつかってダイエットコークにしてみました←あんま り意味ないかも。 ちなみに、味はもう文句なくおいしかったっす。うーん、久しぶり。
でもね、この映画で一番印象に残ったシーンって、実験を続けてすでに 「マック中毒」になってしまった監督が、終盤にハンバーガーを食べて いる表情が、本当に楽しそうで幸せそうに見えたことなんだよね。 やっぱりそれだけ絶ちがたく、その誘惑にさからって生きていくのって 大変なことなんだよなあ、としみじみ思うのである。
あ、ちなみに巡回しているサイトで見つけた、監督の彼女が つくった"ファーストフード解毒メニュー"が味わえるレストランがある そうです。期間限定?
あと、本編中にも流れていたサンドイッチチェーンのサブウェイを 食べることで112�圓離瀬ぅ┘奪箸棒�功したジャレド君に関しては、 日本のサブウェイのサイト でも取り上げられているのでご紹介。
っていうより、あんな食生活してたら、サブウェイに切り替えただけ でも、それなりの効果はあるんだろうなあ。 どう考えても糖分と脂肪分とりすぎだし、アメリカ人。
あと最後に、AERAで触れていて映画館のロビーにも切り抜き記事が あったけど、NHKに政治家の圧力があったかどうかでゴチャゴチャ言う んだったらその前に、こんなに面白い映画をマックと清涼飲料メーカー が大スポンサーだと言う理由だけで、別に圧力がかかったわけでもない のに尻込みしてTVで全く取り上げないメディアもどうなのかと。
ちなみに都内ではシネマライズのみで上映のためか、劇場を一歩でたら 最終回の上映はこんな行列になってました(日曜の最終回は1000円)。
|