パラダイムチェンジ

2004年05月22日(土)

昨夜、メールBOXを開いてびっくりした。
それは、自分の同級生が亡くなった、というメールだったからだ。
死因は、癌だったらしい。あまりにも、早い死だった。

学校に行っていた頃、出席番号1番の彼女は、いつも教室の1番前の席に
座って、うちのクラスのムードメイカーだった。
まるで綾戸智絵のような、パワフルなおばちゃんだった。

学生当時も、色々と面倒をみてくれて、卒業後、同業者となった後も
色々と、奇遇というか奇妙な縁で、ばったり会うことの多い人だった。

「○○君も、ちゃんとすれば芸能人の△△みたいなのにねー」とか、
「私が10歳若ければねー」と笑いと共に、過度の評価をして頂いたのも
彼女だった。

彼女の仕事場に、たまには遊びに行かなきゃなー、などとこの数年、
思いながら、結局年賀状くらいでしか、挨拶を交わさなかったのが、
残念で仕方がない。

しかも、入院していた病院は、うちの仕事場の目と鼻の先だったらしい。
もしも、その事を知っていればと、本当に悔やまれる。

私は、母親を同じく癌で亡くしている。だからこそ、本当はこういった
時に、自分の知り合いの力になれれば、とこの道に入ったのではなかった
のか。

母親が死んだ時、信じられない気持ちや、大切な人を失ってしまう悲しさは
確かにあったが、それでも、その死は覚悟していたこともあり、受け入れる
事が出来た。

でも、自分の知り合い、というか、一緒に釜の飯を食った人が、しかも
突然亡くなると、こんなにも人は悲しくなるんだなあ、という事をはじめて
知った。

できればもっと長生きしてもらって、できれば仕事の成長をみてもらいた
かった人だった。
その人と、もう本当に会うことが出来ないんだなあ、というのが、
本当に悔しくてしょうがない。

青木育子さんの、ご冥福を心よりお祈りいたします。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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