掛川奮闘記

2007年06月25日(月) 070625_三上〜どこで何を読むか

 「三上」という言葉があります。読書をどこでするべきか、ということの教えです。

 曰く「枕上(ちんじょう)、馬上(ばじょう)、厠上(しじょう)」の三つです。本を読むには、寝るとき(枕上)、馬に乗って移動するとき(馬上)、トイレにはいるとき(厠上)というわけ。

 この三つは、あくまでも「そう言う時間を使って『良い本』を読め」と言っているわけで、ただそこで何でも本を読めばよいと言うものではありません。

 安岡正篤先生によれば、特に厠にあっては、「身体の汚れたものを排出するのだから、同時の心の汚れを排出すべきである」「そのためには大部の本を読んではいかん。霊感を与える『語録』のようなものがよい」のだそうです。

 トイレでじっくりとマンガなど読んでいる場合ではありません。汚れを出したら良いものを取り入れるということも大事。

 そういう品格ある短い文章こそ、言葉の出会いを感じるものです。安岡先生お勧めの語録としては、「言志録」、「菜根譚」、「論語」、「呻吟語」などを挙げられておられます。

 トイレに一冊、読むなら良書しか読む暇はありませんね。

 


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