| 2006年08月23日(水) |
060823_自己責任と社会責任 |
北海道の夜はだいぶ涼しくなってきました。学校の夏休みが終わると、北海道は涼しくなるんです。
【シュレッダーで指切断事故】 最近は個人情報保護の意識が高まって、書類の処分に使われるシュレッダーが売り上げを伸ばしているのだそうです。
ところがこのシュレッダーを家庭で使っていて、子供が指を切断するという事故がありました。考えただけでも痛そうで可哀想な事故です。
確かに職場にあるシュレッダーの刃は強力ですが、大人が使う分には指が入る厚さではないと思っていました。しかし家庭で子供の目に触れやすい環境に置かれると、子供の好奇心の対象になることでしょう。
一義的には親の責任が考えられ、何が危ないのかという生物の本能的な感覚を養っておく事が必要です。誰かのせいにしても、被害を受けて悲しい思いをするのは自分なのですから、危険回避という本能は常に磨いておきたいものです。
しかし一方で、メーカーの方はより安全な製品作りを目指さなくてはならず、より安全なものが消費者の共感と納得を得て売れるという、資本主義の原理が適用される事でしょう。
常識的には、投入口から刃までの距離が短い事が事故の要素なのですから、投入口から刃までの距離をもっと長く、30センチくらいにすれば防げたことでしょう。課題があればそれを解決する事でより良い製品作りを繰り返してきた日本人の知恵をどんどん活かして、安全な製品作りをしてほしいものです。
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公園でも遊具の安全性がいつも問題になります。
遊具は、遊びを通じて子供達の身体能力の向上を期待するものですが、子供達の好奇心から、危険な遊び方をする事で事故を起こす事があります。
また、管理の不行き届きによって破損し事故にいたる場合もあるのですが、構造的な危険性を内包している場合もあって、利用者の批判を受ける事があります。
昔はリンゴブランコといって、向かい合わせの席に座るような丸いブランコがあちこちにありました。しかしこのブランコの底板は、地上から数センチの高さしかなく、そこで転んだ子供が挟まれるという事故があり、問題になった事から今では撤去され、公園からは姿を消しました。
私も子供の時は、背もたれに乗ってガンガンこいだものですが、いまではそういう遊びはできません。
どんな道具でも使い方一つで楽しくも危険にもなるものです。その一線を、遊びを通じて学ぶのも幼いときの訓練のようにも思いますが、死ぬようなことがあると、とたんに社会問題になってしまいます。
子供の時には「馬跳び」という、跳び箱のようにして相手の背中に飛び乗る遊びがありましたが、これも禁止されてしまい、今ではその遊び方を知っている子供達はいないのではないでしょうか。
社会がヒステリックになると、社会が面倒を見るべき安全と、自己の判断で守る安全との差がどのあたりにあるのかのコンセンサスを取るのが難しくなるようです。
自由とは、個人の責任ある判断が優先される権利なのだと思いますが、どう思いますか?
自己責任を保証する社会になってほしいものですが。
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