掛川奮闘記

2006年07月14日(金) 060714_富良野地区の観光地

 旭川出張の二日目です。

【富良野方面の視察】
 今日は、今年一番の暑さとなった道央地帯を視察して歩きました。

 朝に旭川を出発して、まずは上富良野でシーニックバイウェイで有名になったジェットコースターの道を視察して、地元でまとめ役になってくれているKさんのお話を伺いました。

 このあたりは丘陵地形のところに、明らかに図上で考えた直線道路を計画したために、まっすぐな道路を地形なりに造ろうとすると道路計画の常識を越えた急勾配の道路ができあがったというわけです。

 この道はかつては単なる急勾配の農道でした。ところがこの道路の一番高い頂上部分からあたりを見渡すと南は十勝岳連峰からトムラウシそして北の大雪山連峰と、北海道の背骨にあたる山々を一望に見渡す事が出来る素晴らしい景色の場所だという事が改めて認識され始めました。

 そこで地域の人たちが企業の協力も得て、この頂上部分にシーニックデッキという眺めの良いお立ち台を作り、地域自慢の景観ポイントに仕立て上げたのでした。

 同行した全国の課長さん達からは「シーニックバイウェイになって何か良い事がありましたか?」というもっともな質問が寄せられました。

 するとお話をしてくれたKさんから、小学校の統合話が出ました。過疎で悩んでいたこの町では子供達が減ってきた事から、ついに小学校の統合話が出たのだそうです。ところがこのジェットコースターの道がある里仁地区だけは村外からの移住者がいて人口増になり、とりあえず小学校の統合を免れたということがあったのだそうです。

 知る人ぞ知る美しい風景は世の中にたくさんあっても、そこを求めて人が移住するくらいの経済効果を呼び起こすところは多くありません。経済的効果というとすぐに、何かが売れるという商売を考えがちですが、人が実際に移り住んでくれるようになる、ということも大きな効果であることに間違いありません。

「あとは開発局の皆さんが、お金はくれないけれど、たくさんやってきてくれる事かな」と笑うKさん。こうした繋がりが地域の力を落とさないような活動に繋がっていることを信じたいものです。

    *   *   *   * 
 
 さてその次は久しぶりにラベンダーで有名なファーム富田を訪ねました。

 ここファーム富田は、ラベンダーの花畑だけではなく、花の風景と収穫したラベンダーの香りを活かした香水や石鹸など、全てをラベンダーに特化したラベンダーテーマパークなのです。

 駐車場も無料ならば入場料も取りません。それでいてとくにこの時期はものすごい数の観光客がこの場所を求めて全国から訪れてくれます。

 食事やお土産、地場の産物を活かした名物などの開発にも力を入れ始めて、こぢんまりとしていながら洒落たお店が増えてきました。

 これにあわせて駐車場や花畑も年々広くなってゆき、今では北海道を代表する観光地となりました。地形を活かして色とりどりの花々がデザインされた花風景はまさに絵にも写真にもなる風景です。

 しっかりした思想と哲学が貫かれた花の観光地を北海道全域に増やしたいものです。

 やっぱりこの時期の北海道観光は自慢したくなるものばかりです。 


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こままさ