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秋色(あきいろ)
2007年10月19日(金)

いつかの新聞に秋色(あきいろ)と言う言葉は辞書になかった、と言うことが書いてあった。
秋色と書いて(しゅうしき)ならばあるという。


私たちは、普段なにげなく秋色(あきいろ)という言葉を使っている。

で、その色はどんな色?  と聞かれたとき、その定義みたいなのはあるのかな? とふと思ったのがきっかけで、わたしもちょっと気になって引いてみた。

沢山の辞書を見たわけではないけど、やっぱりなかった。

”しゅうしき”ならば「秋の気配」とある。


ふ〜ん、秋の色だから、”あきいろ”と思ったけれど”しゅうしき”だったとは・・・

人が感じる”あきいろ”は、人によってさまざま。

なにしろ”あきいろ”はあくまで感じるものだから。

いや、人によっては、食べるものかもしれないし、体に纏うものかもしれないし、耳で聴くものかもしれないな。

で、色に拘って表すとしたらそれは、


もみじのあか、

いちょうのきいろ、

そらのあお、

栗のちゃ、

稲穂のきん、

ゆで銀杏のエメラルド、

はなみずきのあか、

思い出すほどに多色になる。


心の中に浮かぶあきいろは、暖色系の黄色や、茶、くすんだ赤、やっぱり紅葉が心底にあるってことかなあ。

なみだいろと、運動会の澄み切った青空も忘れることができないし、ススキの穂が一面に広がる山肌も、それにちょっぴり寂しい夕暮れとカラスの鳴き声も・・・

泣き声は色じゃないけど、夕暮れに溶け込んでいて切り離せない。


下の写真は北海道 層雲峡でのスナップ

まさにあきいろに染まっていて、橋の白さが際立って美しい












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