日々の思い

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ていねい語はどこまで?
2007年10月04日(木)

政治家や、歌手やタレントが、使い出して今では一般の人も普通に使ってる謙譲語でとても気になる言葉に”〜させていただく”と言う言葉がある。

仏教用語の”生かされる”(生かされて 在る)と言う言葉が普段に使われるようになったころからあちこちで耳にするようになった気がする。
あるとき歌手が歌番組で”では、歌わさせていただきます”と言うのを聞いた。

これって、(歌う+する+いただく)の三つの動詞をひとつにくっつけて動詞を一つ作ったことになると思うが(正しくなかったらごめんなさい)頭の中で組み立てて言葉にするまでに練習が必要なくらい難しいと思うのは私だけだろうか?

人に対して、ていねいにへりくだって相手が気を悪くしたりしないよう、嫌な人だとか、えらぶってるだとか思われると困るからていねいに、とにかくていねいにと言う気持ちからそんな言葉が生まれるのかもしれないけれど、かえって気持ちが引いてしまう。
あっさりと、”では、歌います。聞いてください”と言われるほうが”うん、うん、たのしみ”って思うのだけど・・・

敬語やていねい語、謙譲語はもともと使い方が難しい。
いま、テレビからはいろんな言葉が溢れていて、溢れた言葉は流れていったり、体のどこかに染み付いたりあるときは引っ掻いて傷になったりしている。

せめて、心に気持ちよく響くていねい語や謙譲語だけを、政治家やアナウンサーは使ってくれないかと思うのだが。
むやみやたらにへりくだった言葉使いをされてもその言葉だけが残って、何を言っていたのかそのときの話の内容など何も残らない。
もっとも、内容など何もないのかもしれないけど。


この文章、長いのを書き終わって投稿するときに間違って消してしまった。
仕方なくもう一度書いたのだけど最初の情熱が半分は消えてしまって文章をなさなくなったかも・・・




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