強がりばかり言っても、 なんの意味も無いってのは、昔から解っている。 僕自身、必要なのはちっぽけな感情だけ。 今日もまた増えていくのは、 詰まらない理屈と必要の無い暴言の数々。
屋上迄続く果ての無いような螺旋階段を、 一歩、一歩と昇っていく。 此の街には美しいモノなんてヒトツも無い。 僕はまたため息をヒトツついた。 吹く風は、排気ガスと火薬のニオイの混じった風で、 他の街から来た、いわゆるヨソモノにとっては、 とんでもなく不快な風だと思うが、 此の街で育った僕にとっては心地良いモノだ。
ドコかでまた今日も銃声が鳴り響く。
『1・2・3・4』
其の数を数えてはしゃぐ子供達が階下に小さく見える。 彼らの姿が、幼い頃の僕の重なり、 なんだか無償に悲しくなった。
螺旋階段は未だ終わらない。
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