結婚と不倫と離婚の間
蒲公英



 夫の帰りが待ち遠しい

昨日夫は泊まり掛けの出張で留守だった。

私は何故か酷く落ちこんだ。
昼間、仕事をしている間から気持が沈んでいた。
帰宅したからもずっと気だるかった。

こんな時は、身体を動かすのが一番と、引越しに備えて子供部屋の片付けを始めた。

壁際にも掃除機を当てようと、整理タンスを動かしてみると、、、
3才くらいの時の娘と夫と、ほっぺをくっつけあって笑顔の二人のプリクラが出てきた。

・・・

さら、落ちこんだ。

これで良いのか・・・

「お父さんよりお母さんが好き!」
「お母さんがいてくれればそれで良いよ。」
そう言ってくれる娘だが、やはり父親となれば血を分けた夫が一番なのではないか・・・

私にも娘にも愛情が薄いと思える夫も、彼なりには一生懸命気を使って努力しているのだろう・・・
それなのに、何もかも奪ってしまって良いのか・・・?
そんな権利があるわけはない・・・

何をやっても落ち込みは酷くなるばかりなので、早々に就寝した。

今朝、目覚めて、私はすっかり元気になっていた。

今夜、夫が帰って来るのが楽しみな気さえした。

何故・・・?

今、娘と自分の二人分の夕飯の支度をしながらも夫の帰りが待ち遠しい。

何故・・・?

帰って来たら、夫はなんと切り出すだろう・・・

昨日、夫が家を出てすぐに夫からメールが届いていた。

「帰ったら話し合いましょう。」と。

今更、私には話す事などない。が、夫が私に聞きたい事があるなら、すべてきちんと答えたいと思う。

待ち遠しい。
夫の帰りが待ち遠しい。

私は多分夫と話したのだ。
いや、夫に話したいのだ。

私がこの7年間、いや、出会った頃からなら11年間、どんな思いで過ごしていたのかを。



2003年02月04日(火)
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