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2004年10月03日(日) 静かなる人々

はい、こんにちは〜。

は〜、くたびれた〜。今日は村の敬老会。
婦人会役員5名で、30名近くのご老人の接待ざますっ。
はぁ。もう老朽化した公民館の床がぬけるんじゃないかと思うほどたくさんご老人が来ておられましたわ〜。

9:30から準備開始。

ま、弁当は仕出屋に頼んであったりで、昔に比べたらすることも少なくなってきたらしいけど、それでもあったわよ。
4時間ぐらいは座る暇もなかったわね。

後片付けで、皿、茶碗、グラス、お猪口、コーヒーカップなどなど、ま、あわせて300個ぐらいは洗い物があったわね。
それは一人で黙々とやらせていただきましたわ。
おかげで、手がふやけてふにゃふにゃですわ〜。

終わったあと、役員ばかりで簡単に食事をしたんだけど、そのとき飲んだ「いいちこ」のお湯割りが美味しかったわね。

・・・ふとこんなことを考えた。

都会にいるときには考えもつかなかったこういうイベント、会う可能性もない老人たち。

何の因果か、こんな山奥の寒村に来て、しらないお年寄りにお食事を振舞う。

確かに面倒で、しんどいよなぁ。。。

・・・一人のご老人がこう語り始めた。

「この村から戦争に何人も男衆がでてな、わしも送り出された一人や。敵の攻撃にあって死ぬる時にな、天皇陛下万歳なんて誰もいわんかった。みんな、かあさん、と言って死んでいった。。」と。

あぁ。この平和な日本を守って、支えてきた一人なんだな。

みんな帰るときに、うれしそうに「ありがとうね。おかげで良い一日やった。」と言ってもらえて、あたしの大事な365日の1日ぐらい、ご老人のために費やしてあげてもいいな、と・・・そう思ったわけなのだ。

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小春せんせ |MAIL