□■ あたしのお教室 ■□
もくじ|過去|未来
はい、こんにちは。
ほ〜〜っ、公立推薦合格した子、男子3人、卒業!
「せんせ〜。オレ、長かったよなぁ。ここで一番長いのとちゃう?」と言ったのは、マサキ。
「ほんと、ほんと、5年も来てるもんね。 なんか、あんときは、マサキくん、小動物って感じやったのに、めっちゃ大きくなったし、かっこいいって言われるやろ。じょしに。ひひひ。」あたし
「いや、もう照れるやんっ。そら、いわれんこともないけど。」マサキ
「ヒロキくん、あんたも大きくなったよなぁ。 背がのびんとか言って気にしとったみたいやけど、ほれ、全然きにすることなかったやろ。」あたし
「ほんまやな、せんせ。」とうれしそうに笑うヒロキくん。
「そいで、一番成長したんが、マサシくんやな。 はっきり言って、暗い性格やったんが、今はその片鱗もない。」あたし
「ゆうてくれるやんっ、せんせ。 しかし、確かにオレはあかるーなった。」マサシ
「それに、いちばんおっさんになった。あは、しちれいっ。」あたし
「あはは、確かにオレはおっさんや。このまま社会にでていけそうやし」マサシ
おっさんなんて言ったけど、マサシくんは、ほんまはすごくかっこいい。 どきっとするような表情をする時があるので、おとなっぽいといいたかったんだけど、調子にのるといかんので、おっさん、と言ったのだ。笑。
◇◆◇
さて、ひとしきり、勉強。
最後の15分でお茶会をした。
今日は目の回るような忙しさだったので、仕事前に車をぶっとばして、ミニストップにいって、デザート系を買ってきた。
そんなデザートでも、やつらは、すんごくうれしそうなんだな。 じゃんけんして選ぼうとするわけ。 きゃーきゃー言いながらじゃんけんするのが、なんだか、高校生になる人たちに見えなくて。思わず笑ってしまったよ。
食べ終わって、少し調べものして。
とうとう、時間がきてしまったんだな。。
「じゃ、そろそろ終わりにしようか?」
「・・・・うん、そやな、せんせ。」
お教室のドアの前に3人たって、こっちを見た。
「来るのがしんどいこともあったけど、もう、こられんと思うと、なんか寂しいよなぁ。。」
「ほんまやなぁ。」
「でもな、せんせ、頑張って続けてな。俺んち、妹と弟いて、歳、3つづつ離れているから、あと6年はここ、やめてもろたら困るから。」
「あはは!!了解!それまで頑張るわな。」
大きな声で「せんせ!ありがと!」て言って、みんな、手を振りながらかえっていったよ。
涙は見せなかったけど、実は、ちょっとうるうるしていたんだ。あたし。笑。
14096
|