最近読んだ本
「カレンダー」ひこ・田中 ちょっとキレがなかったかな。「ごめん」の方がずいぶん長いのにこっちの方が読んでて長く感じた。 中学生の悩みと成長、みたいな紹介してあったのでちょっと読む気が失せてたけど、この人の小説は主人公をはじめ皆人への接し方が筋が通ってて気持ちが良い。 主人公が「相手が体験してきたことを自分が体験することはできないのだと思うとせつない」みたいなこと言われてそんなん同情やって怒ってましたが、私はせつない。電電公社のころとかファミコンが発売されたときの気持ちとか、絶対に自分が知ることはできないものはあるし、全く同じにはなれんのやなっていう、それってやっぱせつないのやないですか。まあ、同じな方が気持ち悪いわいそんなあたりまえのことせつながるところと違うっていいたいんだろうとは思うんですが。
「アブダラと空飛ぶ絨毯−ハウルの動く城2」ダイアナウィンジョーンズ ハウルの姉妹編。 前回キャラはあんまり出てきません。というか、本来の姿で出るのはかなり最後の方。するっと読める。 ラストの「あんなに臆病だったのだ、内心はどうであろうか」とかなんとかいうくだりでハウルが好きになった。作者の思惑通りだ。
「後宮小説」酒見賢一 ぱらぱらとめくった感じではとっつきにくくて読むのに苦労しそうだけれど、全然そんなことはなかった。 あたかも実際の歴史を語っているように見せかけて歴史書を引用したりもしているけれど素乾国なんて国はないらしい。 わかる人には「素」「乾」というところでわかるらしいけれども、漢文ノータッチ歴史大嫌いな私にはさっぱり。 ええ、あとがき読むまでだまされてましたが、それがなにか? 実際にこんな史実があったならそれだけで楽しくなるのに。 あのアニメ「雲のように風のように」の原作。 キャラデザがジブリの人だからジブリ映画と思い込んでたけど違うのな。 主題歌CD欲しいけどいまや廃盤らしい。欲しい。
「火の粉」雫井脩介 ……ぷはぁ。ほぼ一日で読みました。 いやあ、こういう周到な計画で陥れられる話っていいなぁ。 すごいよ、怖いよ。 世の中普通の振りした異常な人っているから仲良くなっても気を抜いちゃ駄目だよね、ということで。
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