はるにわ
by山助


2003年07月20日(日) 宝石展

福岡市博物館で、「ヨーロッパ・ジュエリーの400年」(7/12〜8/24)なるものがあっているので、行って来ました。

いやー、細っかい細工がこれでもかとばかりに施してあります。
すごいぞ飾り職人。
ダイヤモンドは初期のカボションカットよりも今のカットの方がよく光るのですね。書いてなければダイヤとおもわないよ。

しかし世の中、金のあるところにはあるもんじゃのう。
美術館所蔵の品ばかりかと思いきや、日本の個人蔵が多い。
観にきた人が口々に「あらー、これも日本人のやわ」と同じことを言っていたのがなんかおかしかった。

大正時代あたりに、異国の人がふとした危険を救われ、命の恩人へ感謝の気持ちをこめて贈ったブローチ。
驚く無かれ、それは歴史的にも価値のある稀なる品だったのでした。「それでは、あの人は!」そう、彼は本来ならば係わり合いになることなど無いはずの高貴な身の上だったのです…。
なんて背景など無くオークションでせっせと競り落としたんだろうなぁ。

仮に私が大金持ちだったとして、そこまで欲しいと思うようなものは無かったのですが。
あ、でも赤いしずく形の宝石のブローチとかは欲しかった。なんか飴玉みたいでうまそう。

他はメメント・モリ・ギメル・リング(ラテン語で、メメント・モリ=死を思え、ギメル=双子)。
一つのリングが二つに分かれるようになっていてベゼル(装飾部分)の空洞にそれぞれ骸骨と赤ん坊が入っているという指輪。ああいうからくりめいたものは好きだ。

あとは、I-66番のジュゼッペ・ボンザニーゴという人が1800年頃に作ったパリュール(イヤリング、ベルト・バックル、ブローチ3点、ネックレス)とか。
「パリュール」とは同じ素材やデザインで4〜5点のアクセサリーをセットにしたもののこと。2,3点の場合はドゥミ・パリュールと言うらしい。
で、これは真珠母貝の台(たぶん)のうえにツゲの彫刻が乗っていて、縁取りが金のガラスカヴァーがかかっているというシンプルなもの。
この彫刻が素晴らしく細かいのです。鳥とかちっさい。
金と黒と木の茶色という色味も素敵。
でもリアルなハエの彫刻はあんまり身に付けたくは無いな。

宝石の輝きよりも職人の技が光る展示でした。


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