そういえば、ずいぶん前に日記のタイトルを 「山助の日記」→「日録」→「はるにわ」 と変えたのですが、この「はるにわ」というのは、『バンビーノ』(岡崎祥久)という児童書の登場人物ハルニワからです。なんとなく気に入ってたので。 このバンビーノというタイトルも好きです。なんかむずがゆくて。イタリア語で子供という意味らしい。
バンビーノは、微妙にわけわかんなくて、良いです。語り口が独特で、読み終わってしばらく「へいへい、バンビーノ」などが頭の片隅に残ってしまったり。いや、今でも残ってるか。主人公は、呪いで子供にされた大人なのですが、なにか、主人公が冷静なのがよけいに子供っぽかったりするもので、本当は呪いで子供になったと思っている子供なのか?などと思ったり。いろいろ作者の意図を考えながら読んでたらいきなり異世界に入り込んだりして世界観が分からなくなったり。結局どうよ。
児童書は普通に呪いや魔法が存在しているので、楽しいですな。こういう世界だと思って読んでいると、そういう世界だったりして。(どんなんや)最初に決めつけると置いていかれるような。ジュブナイルがもっとメジャーな部門にならないかなぁ。ハリポタブームで魔法設定の児童書が増えてきたけど、やっぱ日常に非日常が混じってる設定がいいなぁ。ネズビットの「砂の妖精」みたいなの。そういや、砂の妖精サミアドは昔「さみあどん」と言う名でアニメになっていたそうじゃないか。もっと頑張って知名度を上げねば。
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